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自然流産の実録: 胎嚢の見た目とその後の生理

2020年5月18日 ゆり

自然流産 胎嚢 見た目

管理人のゆりです。

実は、先月、3人目の子の妊娠が発覚して喜んだのもつかの間、妊娠11週で自然流産をしてしまいました。

妊娠初期での流産はあまり稀ではないようだし、もしかしたら自分の周りでも割と多くの人が経験して乗り越えたことなのかなとも思い、

何とか自分を奮い立たせてやっと前向きになれるようになってきました。

 

私の自然流産の日は突然やってきて、一人で乗り越えなければならない痛みと不安とでとてつもない恐怖でした。

自然流産については体験談など、調べても情報量が少なくて、それがまた不安で不安でたまらなかったです。

今回、私の体験談がどこかで誰かの不安を少しでも解消できればと思い、私の自然流産の体験記を記していこうと思います。

ココがポイント

  1. 私の自然流産までの心の葛藤と体の変化を記録
  2. 妊娠7週で胎嚢のみが確認され、心拍は確認できなかったことから、流産との診断を受ける
  3. 流産後の身体の変化や胎嚢の自然な排出、その後の生理や再妊娠についての経過
  4. 流産の現実や感じる痛み、そして命の尊さを実感

自然流産の実録:胎嚢の見た目 -心拍が確認できない‐

自然流産 胎嚢 見た目

  •  妊娠発覚のとき:妊娠初期のサイン
  •  流産の診断: 待機か手術かの選択
  •  身体の変化と心の切り替え:悲しみは愛情のしるし

妊娠発覚のとき:妊娠初期のサイン

望んでいた妊娠でした。

心拍が確認できるであろう妊娠7週で産婦人科に行きました。

その日は胎嚢が確認できただけで、赤ちゃんらしきものは2ミリくらい、心拍は確認できませんでした。

まだ心拍確認できないの?とは思ったけど、先生も何も言わなかったし、

夫と妊娠したことを喜び、家族が増えることを想像し、2週間過ごしました。

 

今までの妊娠と違ったのはつわりが全くと言っていいほどなかったのです。

ただこれは個人差あるようなので、流産と診断された人でもつわりが続く人もいるみたいです。

流産の診断: 待機か手術かの選択

初診から2週間後の診察の日。

エコーで子宮内を確認すると赤ちゃんは5ミリ、心拍は確認できないので、流産という診断でした。

このままだと腹痛があって子宮内のものが出てくるのでそれを待つか、手術をして出すか、

その場で選択しなければならなかったのですが、

頭が真っ白で決めかねていると、看護師さんが別の部屋でお話しましょうと言ってくれました。

 

看護師さんと別の部屋に入り、何となく状況がつかめてきて、そしたら涙が溢れてきました。

看護師さんは泣き止むのを待ってくれ、すぐには決めれないだろうから、

いずれにしても2週間待機してみてはどうかと提案してくれました。

この時の心境は、まだ赤ちゃん頑張って生きてるかも…と淡い期待を抱いてしまって、

すぐには手術の決断ができないというのが一番大きかったです。

 

2週間待って、自然に出てきてくれるか、出てこなければ2週間後に手術ということに決めました。

 

お仕事休めない方や上の子が居たりして急な腹痛に耐えられない場合は、手術を選ぶ方も多いようです。

ダメ元で「2週間後に実は赤ちゃん元気に育ってましたというケースはありますか?」と聞いたら、

看護師さん静かに首を横に振っていました。

 

正直、今でもこの選択を迫られたら迷います。

自然に出てくる流産がこんなに痛いものだと思わなかったし、手術では子宮内を傷つけてしまう可能性もゼロではないようですから。

どちらにしても体と心の負担はゼロではないという事です。

身体の変化と心の切り替え:悲しみは愛情のしるし

夫に流産のことを話すと既に家族が増えたつもりでいたから、家族が減ったようだと悲しんでいました。

ネットなどで自然流産の情報を調べて相当痛いらしいと話すと、夫は抱きしめて泣いてくれました。

夫が一緒に悲しんでくれたことは心が救われました。

幸い、お互いの両親や姉たちには妊娠の報告をしていなかったので、この悲しい報告もしなくて済みました。

 

でも私はこんなに悲しいのに、周りの環境は何も変わらずに時間が過ぎていく、

上の子たちは無邪気に笑っているという状況が悲しくもあり、救われる思いでもあり、複雑でした。

 

何日間かは悲しくて、ふとしたタイミングで思い出して泣いてしまう事もありましたが、

しばらくしたら悲しむことは決してネガティブな事ではないと思えるようになりました。

抱きしめてあげることができなかった顔も見ぬ我が子への愛情を実感できたし、その愛情をまだお腹に居てくれる間に伝えようと思いました。

そして、またいつかまたお腹に戻っておいでとお腹に手を当ててさよならをしました。

自然流産の現実: 胎嚢の見た目と経過

自然流産 胎嚢 見た目

  • 流産の身体の変化と対処法
  •  自然流産後の生理
  •  自然流産後の妊娠

流産の身体の変化と対処法

1日目  ―出血―

流産と診断されてからちょうど1週間が過ぎた日の朝、トイレに行くと、生理の始まりのような出血が少しだけありました。

いよいよ、お別れかなと覚悟したんですが、この日はそれから出血も腹痛もなく、まだお母さんのお腹に居たいのかななんて考えてました。

2日目  ―強い生腹痛のような腹痛―

次の日、午後になると生理痛のような鈍い痛みから始まり、子宮を絞り取られるような強い痛みがありました。

痛みも波があり、陣痛を経験した事がない私(2度の出産は帝王切開)は陣痛もこんな感じなのかなとか、もっと痛いんだろうなとか考えてました。

横になっているしかできないほどの痛みに3時間ほど耐え、トイレに行くと、ドロッとした血の塊がいくつか出てきました。

経血が多いときの生理のときのような血の塊です。

この時、胎嚢と思っていたものは胎嚢ではありませんでした。

病院から胎嚢が出てきたらこの容器に入れて持ってきてと言われて容器を渡されていたので、ビニール手袋をして慌てて血の塊を拾って、容器に入れました。

胎嚢が出てしまえば痛みも楽になるとネットで調べていたのですが、胎嚢が出たはずなのに、痛みがおさまりませんでした。

数時間後には痛みも落ち着いてきました。

この日、腹痛も辛かったんですが、腹部に力を入れられないので、お通じもスッキリできなくて辛かったです。

お腹が痛くなりにくい酸化マグネシウム配合の便秘薬を飲んだら、次の日スッキリできました。

ひどい便秘の人などは、お医者さんに相談して準備しておいた方がいいかもしれません。

3日目  ―産後のよう―

痛みはほぼほぼなくなったんですが、直立して歩くのが辛くて、お腹もすごく張っているような状態でした。

産後の骨盤ベルトをすると少しラクになって、真っすぐ歩くことができました。

体は少しだるさは残っていたので、安静にして過ごしました。

なんかこの感じ、経験あるなと思って思い返してみると、産後の症状に似ている気がしました。

お腹が張って、直立して歩くことができない感じ。

流産も出産なんだなと思いました。

4・5日目 ―もとどおり―

生理中のような出血は続いていましたが、痛みもなくなり、もう出し切ってしまったんだろうなと思っていました。

6日目  ―胎嚢が出た―

朝、トイレに行くと、股から血の塊のようなものが垂れていて、引っ張ると、これは間違いなく胎嚢だろうというものが出てきました。

ネットでも胎嚢は見たらすぐ分かると言っている人がいましたが、私の場合ももう間違いなく胎嚢だと分かりました。

血の塊とはまた違う、少し白っぽい塊でした。

もうお腹の痛みも全く無いし、お腹の張りもなくなっていて、すっかりもとどおりだと思っていたので、不思議な感覚でしたが、

まだお腹に居てくれたんだねと思いました。

なんだか、それが出てからはスッキリした気分になりました。

流産後の診察

出血があってから10日目が、この日までに自然流産しなければ、手術をするという予定の日でした。

数日前に出た胎嚢を持って診察に行き、もうほぼほぼ出るものは出てしまったので出血も少なってくると思うと言われました。

胎嚢は、胞状奇胎という1000人の1人の確率の病気がないかどうかの病理検査するそうです。

内診をしてもらうと、ほぼ子宮内のものは出てしまったそうです。あと少しだけ出血があるかもということでした。ほんとにその通りで、出血はこの日から2日ほどで止まりました。

この日の費用は3割負担で5,000円弱といったところでした。

次回はその検査結果が出る10日後くらいの受診で、今回の妊娠~流産の診察は終わりみたいです。その時の受診費は400円でした。

妊活は自然流産の場合は次の生理が来たら、再開していいそうで、2か月以上生理が無い場合は、生理を早めたりもできるから相談しに来てくださいということでした。

自然流産後の生理

流産の出血があってから27日後に生理が来ました。

なんだかいつもの生理とはちょっと違っていて、最初に茶褐色の出血があって、いつもどおりの生理の出血がありました。量はかなり多かったです。

いつもの出血量の5倍くらい。生理痛はありませんでした。

自然流産後の妊娠

妊活する場合は、自然流産後、生理を2回見送ってその後妊活をスタートするようにと先生から指示があり、私の場合は生理が3回来た後に妊娠できました。

その時の妊娠は順調で第3子となる女の子を出産しました。

 

自然流産の実録: 胎嚢の見た目とその後の生理についてまとめ

多くの女性が経験していることとは言え、やっぱり流産という診断結果を聞いたときは悲しかったですね。

自然流産は、想像していたよりも痛かったし、長丁場でした。

今考えるだけでも怖くなるし、よく一人で乗り越えたなと思います。

いつかまたお腹に赤ちゃんが戻ってきてくれることを夢みて、なんとか乗り切れました。

そして、命というものが本当に奇跡で尊いものだと実感しました。

 

流産にもいろんなケースがあるでしょうし、個人差ももちろんあるので私のケースが参考になるかは分かりませんが、

もし流産と診断されて不安に思っている方がいれば、今回の私の流産体験記が少しでも安心できる材料のひとつになればと思います。

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