「戌の日」は、妊婦さんの安産を願う日とされていますよね。
でも、今回の妊娠が初めてという妊婦さんは安産祈願と言っても、いつ、どんなことをするのかって、妊娠雑誌なんかにはザッと書いているけど、実際は、どんなものか、よくわからないですよね。
私自身、4回ほど妊娠&出産をしています。キチンとした安産祈願というのは1人目の時にしかしなかったんですが、当時は義母に全て任せてしまっていて、そうでなければ、詳しい知識もなかったと思います。
今回は戌の日の意味も考えながら、安産祈願についてまとめていこうと思います。
なぜ戌の日に安産祈願するの?
そもそも、安産祈願を戌の日にやるのはなぜなのか?なんで犬?って思いますよね。
これは、すでにご存じの方もいるかと思いますが、復習として見て下さいね。
犬って、赤ちゃんを産むとき何匹も生みますよね。それでも、比較的安産なんだそうです。このことから、安産な犬と同じように、安産であることを願うようになったと言われています。
戌の日と言うのは、日本独自の風習なんだそうですよ。
この日に、妊婦さんのお腹に腹帯を巻く習慣から、「帯祝い」とも呼ばれていますよね。
安産祈願はいつにするもの?
安産祈願は戌の日にとされていますが、それはいつなのか…。
戌は、干支の中の戌のことです。日にちごとにも十二支が振り当てられてるんです。
だから、12日ごとに戌の日があるんですが、そうなると月に2回くらい戌の日があることになりますね。
それで、出産予定日から逆算して、妊娠5ヶ月に当たる月の戌の日が安産祈願の日と言えますね。
とはいえ、家庭の事情や妊婦さん本人の体調なんかも考慮しなければならないので、絶対に戌の日じゃなきゃダメだということはないと思いますよ。
安定期に入って、家族の都合が良くて本人の体調の良い日を選んで安産祈願に行くようにすれば良いんじゃないでしょうか。
安産祈願に行くときの服と持ち物は?
さて、それでは安産祈願に行く日が決まったら、当日の準備をしましょう。当日の服装や持ち物を見ていきましょう。
服装は正装じゃなくてもOK
神社の正式なお参りというと、正装かなと思いますが、安産祈願の場合は正装する必要はありません。5ヶ月と言うと、お腹も目立ってくる頃なので、締め付けの少ない服装で行きましょう。
一応、マナーとして靴はサンダルに裸足とかは避ける方が無難かなとは思いますけどね。
それから神社によっては、歩く距離が長いので歩きやすい靴を選ぶようにして下さい。
腹帯はどうする?
腹帯は、昔は妊婦さんの実家で用意するのが習わしだったそうですね。でも、今はそこはこだわらなくても大丈夫です。腹帯も昔ながらのさらしもありますが、もっと簡単に脱着できるような腹帯が売っているので、そういう物でも良いですね。
当日は、腹帯も一緒に御祈祷してもらうと思いますから、忘れないようにしましょう。
神社で御祈祷と一緒に購入できる場合も多いので、神社で確認をしてみて下さいね。
初穂料はいくら?
神社にお参りするだけじゃなく、御祈祷をしてもらうなら初穂料が必要になるので、その分のお金も忘れずに準備をしておきましょう。
金額は、神社や御祈祷の内容によっても違うかもしれませんが、だいたい5千円~1万円くらいが相場かと思います。
のし袋に入れるのであれば「御初穂料」と書いて下さいね。
母子手帳は必ず持参して!
妊婦さんのお出かけ時の持ち物で、母子手帳は必須です。出かけるときに体調が良くても、途中で何があるか分かりませんから、念のため、安産祈願に行くときも持参して下さいね。
遠方の神社に行くのであれば尚更です!
安産祈願に行くときの注意点は?
安産祈願に行くときに注意することも紹介しておきますね。
妊娠5ヶ月と言うと、安定期に入っていますし、つわりなんかもおさまっているので体調が良いころだとは思います。
ただ、それでも妊娠前とは違うので、無理をしないように体調に合わせてお参りに行くようにしましょう。
それから、人気のある神社は「大安」や「戌の日」は混みます。これに休日が被ると更に混むので、その日しか都合が合わないと言う場合は、なるべく午前中の早い時間に行くのがオススメです。
お日柄などに拘らないのであれば、日をずらしても良いと思いますよ。
まとめ
それでは、安産祈願についてまとめていきます。
- 安産な犬にあやかっているから戌の日に安産祈願をする風習がある
- 安産祈願は妊娠5カ月目の戌の日に行うのが一般的
- 服装は正装じゃなくてOK。持ち物は事前にチェックして忘れずに
- 当日は妊婦さんの体調第一で!戌の日に拘らなくても大丈夫!
安産祈願って、必ず行かなければならないと言うものではないので、体調が悪かったり都合が合わない場合は、無理に行かなくても大丈夫ですから、都合に合わせて安産祈願をして下さいね!
ただ、安産祈願に行くことで、パパやママになる心の準備が出来るように思いますね。
我が家は2人目以降は、家族でお参りだけ行っていましたが、子どもたちにとっても、兄弟が増えるんだ!という、気持ちを持つきっかけになったんじゃないかなと、勝手に思ってます(笑)