産後、手首の腱鞘炎に悩むママさんも多いと聞きます。
手を休ませることが一番の治療だとは分かっていても
泣く子を抱き上げずにはいられないし、家事もしないといけないし
腱鞘炎になったら悪化する一方。
私も産後2ヶ月くらいから手首が痛くなって、そのうち治るだろうと安易に考えていたら今度は親指の付け根あたりが痛くなり、気づけば腫れていました。
箸さえもにぎるのが辛かった右手が今ではもうすっかり完治した私が試した治療法と腱鞘炎の原因と予防策をお伝えしていきます。
産後の腱鞘炎の原因
- 赤ちゃんをずっと抱っこしているから
まだ首のすわっていない赤ちゃんを抱っこしたり、お風呂に入れたり、授乳したりを繰り返す生活は支える側の手首を含め体全体にすごく負担がかかっています。
大事な赤ちゃんを落とさないように体も緊張していますし、時間を忘れて抱っこしていると意外とどっと疲れがやってきます。
しかも、最近まで妊娠生活で大きなお腹をかばって生活していたわけですから、ママの筋力も衰えています。
私も体力には自信があったのですが、産後は思ったよりも疲れやすく、手首、足首が痛くなる日々がけっこうありました。それでも赤ちゃんは抱っこしないといけないので、もう「うんしょーっ」って気合いでした。
- ホルモンの影響
産後はホルモンのバランスが崩れます。
出産のためにゆるんだ子宮や骨盤を元に戻す効果のあるホルモンが腱鞘炎を発症させていることもあるようです。
- 手首がもともと弱い女性もいる
女性の中にはもともと手首が弱い人も多いようです。
私もどうやらそのタイプらしく、レントゲンを撮ってみると親指の付け根の関節が少し離れ気味でした。
思えば、2人の姉も子育てで腱鞘炎になったと言っていたし、母も更年期障害でひどい腱鞘炎でした。
手首の関節が弱い家系なんでしょうか。
腱鞘炎になってしまったときの対策
やっぱり一番は手を休めることですがそれが難しい場合は、使う道具を変えてみる方がいいです。
例えばお箸じゃなくてスプーン・フォークとか、包丁じゃなくてピーラーとか、菜箸じゃなくてトングとか。
あとはスマホ・携帯を触る時間を短くしましょう。親指の動作が腱鞘炎にはすごく負担です。
赤ちゃんを抱き上げるときも、手首ではなく腕全体で持ち上げるように意識すると予防や改善につながります。
腱鞘炎の病院治療
最初は正直、腱鞘炎なんて大したことない痛みだと思っていましたし、病院へ行くほどでもないし、すぐ治ると思っていました。
でも子育ては24時間365日続くし、手を休ませるタイミングなんて全く来なくて、症状は悪化するばかりでした。
それに、腱鞘炎って何科を受診すべきなのか分からなかったんですが、旦那に自分もぎっくり腰で診てもらったことがある「整形外科へ行ったら」と言われて行きました。
その時は診察してもらってレントゲンを撮って、湿布とサポーターをもらいました。
もっとひどくなるようなら注射や手術という治療もあるようですが、私の症状はそこまでではありませんでした。
でも早く行っとけばよかった・・・
病院でもらった湿布とサポーターをつけていたらどんどんラクになっていって2週間もしないうちにほぼ完治しました。
それまでは
手首が痛いから手首のサポーターをつけよう
親指が痛くなったから親指を守るサポーターをつけよう
なんて素人の自己診断で市販のサポーターを買ってつけていましたが症状は改善されず、それどころか悪化するだけでした。
腱鞘炎と言ってもいろいろ種類もあるようですし、私の症状も初期の頃とは違ってきていました。
今回私が病院でもらったサポーターは、ステーと呼ばれる金具が入ったサポーターでしたが
やっぱり症状にあったサポーターをつけなければ意味がないですね。
また、湿布も授乳中には貼りすぎたらいけないみたいなので、そのあたりも心配な方はお医者さんや薬剤師に相談した方がいいと思います。
まとめ
家事や育児では手は必ず使うので一度腱鞘炎になってしまうと治りにくいです。
日頃の対策が大事です。でも万が一、腱鞘炎になってしまったら少しでも早めに病院を受診することをお勧めします。
休みのない育児をしていくためには、心身ともに健康であることが大事です。
ひどい腱鞘炎に悩む前に予防や正しい治療を行って、安心して快適な育児をしていきたいですね。