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生卵は何歳から食べられる?安全な年齢と注意点

2018年11月30日 ゆり

生卵 何歳から

2歳半になる息子、まだまだ好き嫌いも激しい年ごろです。

あれもこれも食べさせなきゃと頑なにならずに、麺類と白米だけはしっかり食べてくれるので、まぁいっかと思っています。

で、ふと疑問に思いました。

生卵って子供はいつから食べれるんだろうか。

私が生卵、半熟卵苦手なので、あまり与えてこなかったんですが、麺類とか白米なんかにはやっぱり生卵、半熟卵は相性いいですよね。

でも日本でこそ生卵は食べますが、海外なんかでは生で卵は食べないとも聞くし…

子供の成長と共に食事のメニューも豊富になりますが、生卵や半熟の食品はいつから安全に食べさせることができるのでしょうか。

この記事では、生卵を食べるのに適した年齢と、それに伴う注意点を解説します。

ココがポイント

  1. 生卵を食べるのに適した年齢
  2. 生卵を食べる際のリスクや懸念点
  3. 半熟の食品を取り入れるタイミング
  4. 子供の食事に関する一般的な注意点

生卵は何歳から食べられる?

生卵 何歳から

  • 生卵はいつから食べられる?
  • 2歳児は生卵を食べられるか?
  • 生卵にはどんな危険が?
  • 半熟卵はいつから安全か?

生卵はいつから食べられる?

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると固ゆでした卵の黄身であれば離乳食開始から少し慣れ始めたくらいから食べさせ始めてもいいとあります。

生卵については、公益社団法人の日本食品衛生協会のサイトに2歳以下の乳幼児は摂取を避けるようにとありました。

生卵にはサルモネラ菌やカンピロバクターによる食中毒のリスクが懸念されます。

2歳を過ぎた頃から子供の胃腸が強くなり、微生物への抵抗力が増すため、一般的には3歳を過ぎたあたりから徐々に生卵を取り入れても良いとされています。

つまり、3歳からは生卵を与えても問題ないとされているということになりますね。

参考:厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」

参考:公益社団法人の日本食品衛生協会

2歳児は生卵を食べられるか?

上記の理由から2歳以下の子供は生卵を避けるべきです。

その理由は、この年齢の子供の胃腸がまだ発達途中であり、食中毒のリスクが高まるためです。

3歳を過ぎてから徐々に生卵を取り入れることを検討しても良いでしょう。

また、初めて生卵を食べさせる際には少量から始め、体調の変化を観察することをおすすめします。

生卵にはどんな危険が?

生卵にはサルモネラ菌やカンピロバクターなどの有害な菌が含まれる可能性があります。

サルモネラ菌というのは鳥のお尻にたくさんいて、鳥のお尻から出てくる卵の殻にはこの菌が付着してる可能性があるのです。

このサルモネラ菌に感染すると、腹痛、下痢、発熱、嘔吐などの症状が出ます。

国内でもサルモネラ菌による死亡例がありました。

特に、免疫力が未発達な乳幼児や高齢者は重篤な症状になることも考えられるため、注意が必要です。

半熟卵はいつから安全か?

半熟卵も生卵と同様のリスクが考えられますが、加熱によって菌の活性が弱まるため、比較的安全とされています。

ただ、完全に安全とは言えないため、2歳を過ぎてから徐々に取り入れ、様子を見ながら量を増やしていくのが良いでしょう。

生卵は何歳から食べられるか:食べる際の注意点

生卵 何歳から

  • サルモネラ菌を防ぐためには
  • 生卵0歳~2歳児のリスク
  • 0歳・1歳・2歳で生卵を食べてしまった時の対処法
  • 卵は何歳から割れる?
  • 魚卵は何歳から与えるべき?

サルモネラ菌を防ぐためには

サルモネラ菌を防ぐためには、卵の選び方や保存方法、調理方法に注意が必要です。

例えば、新鮮な卵を選ぶ、卵は冷蔵庫で適切に保存する、生食する前に表面をよく洗うなどの基本的な手順を守ることで、リスクを低減することができます。

公益社団法人の日本食品衛生協会のサイトにサルモネラ菌を防ぐための予防法が書いてありました。

それによると…

  1. 卵を生食する時は、新鮮で殻にヒビがないものを冷蔵庫に保管し、期限表示内に食べます(鶏卵、ウズラ卵、アヒル卵を含む)。
  2. 卵を割ったら、直ちに料理します。割ったまま、保存することは避けます。
  3. 肉や卵は、冷蔵庫で保存し、料理する時には、十分に(中心温度75℃1分間以上)加熱します。
  4. 生肉・卵等を扱った手指や調理器具はよく洗浄、消毒します。

参考:公益社団法人日本食品衛生協会「サルモネラ食中毒」

日本で売られている卵たちはしっかり殻を消毒してあるので、海外のものに比べたらサルモネラ菌が付着している可能性は低いみたいです。

とは言え、100%ではもちろんないので、予防法をしっかり守って安心して生卵を食べましょう。

それでも心配な場合は、サルモネラ菌は75度以上の熱に弱いので、3歳を過ぎていても加熱して与えるほうがいいかもしれませんね。

生卵0歳~2歳児のリスク

前述どおり、1歳~2歳児の子供は、公益社団法人の日本食品衛生協会の指摘により、生卵の摂取を避けるべきです。

生卵に含まれる有害な菌に感染すると、重篤な症状を引き起こすリスクが高まるため、この年齢の子供に生卵を与えることは避けるべきです。

0歳・1歳・2歳で生卵を食べてしまった時の対処法

もし2歳以下の子供が生卵を食べてしまった場合、まずは様子を見てください。

腹痛や下痢、発熱などの症状が現れた場合には、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

卵は何歳から割れる?

ちなみに卵は何歳から割れるかですが、子どもの発達具合にもよりますが、だいたい3歳頃から卵の殻を割れるようになることが多いです。

ただし、最初は絶対に殻が入ると思っておいた方がいいですよ。

殻には菌が付着している可能性があるので、注意してくださいね。

魚卵は何歳から与えるべき?

魚卵には、栄養価が高く、特にDHAやEPAなどの良質な脂肪酸が豊富に含まれています。

そのため、早い段階から取り入れることで、子供の成長や脳の発達に良い影響を与えることができます。

しかし、アレルギーのリスクも考えられるため、2歳を過ぎてから少量ずつ与え、様子を見るのがおすすめです。

生卵は何歳から食べられるかについてまとめ

記事のポイントをまとめます。

  1. 生卵や半熟卵は3歳を過ぎてからが推奨
  2. 2歳以下の乳幼児は生卵摂取を避けるべき
  3. 生卵にはサルモネラ菌やカンピロバクターの食中毒リスクがある
  4. サルモネラ菌は鳥のお尻に存在し、卵の殻に付着する可能性がある
  5. サルモネラ菌感染の症状は腹痛、下痢、発熱、嘔吐など
  6. 半熟卵は加熱により比較的安全だが、完全に安全とは言えない
  7. 卵の選び方、保存方法、調理方法によりサルモネラ菌のリスクを低減可能
  8. 3歳頃から子どもは卵の殻を割れるようになる
  9. 魚卵はDHAやEPAが豊富で、2歳過ぎから少量与えることが推奨
  10. アレルギーのリスクもあるので、魚卵の摂取は慎重に行うべき
  11. サルモネラ菌の予防法を守れば、3歳以上の子供は日本の生卵を安心して摂取できる
  12. 心配な場合は加熱した卵を与えることを推奨

サルモネラ菌の予防法さえ守れば3歳以上であれば日本の生卵は安心して摂取できるということがわかりました。

それでも無理して生で食べさせる必要はないので、心配な場合はしっかり加熱したものを与えるようにしましょうね。

 

 

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