
1歳くらいになると離乳食がだんだん進み、手づかみやフォーク・スプーンを使って自分で食べたいという欲求も出てきますよね。
また、3本指をしっかり使ってボールを掴んだり投げたり…はたまたティッシュをたくさん取ってポイポイしたり…
そんなしっかり手を使う動作に成長を感じ、「この前生まれてばかりだと思っていたのに」なんて感動しちゃいますよね。
でも、そのうちご飯を手でグチャグチャにして遊んだり、ご飯を食器ごとポーイって投げたり、おもちゃを何度拾ってあげてもまた落としての繰り返しが始まります…
はじめは笑って許せても、忙しいとき、片づけたそばから、毎回毎食、同じことされると・・・
ダメって言っても、まだわからなし、叱ってその子の意欲をつぶしてしまうのも可哀そうだし、どうしたらいいかわからずイライラつのっていませんか?
赤ちゃんが物を落とすという習性について何を考えているのか調べてみました。我が家で実践している上手な伝え方も紹介します。
目次
なぜものを落とすの?
月齢ごとに考えていること、見ているポイントは変わってくるようです。
8ヶ月くらい
物を自分の手から手へ持ちかえる→自分の手をこう動かすと手の中のものがなくなると研究中→物が落ちて、あれ?何か音がしたな~
自分で自分の体の実験中の時期です。ママを怒らせたいのではなく、
こうしたらこうなるという研究中なんだそうです。
そう考えるととっても大事な成長の時期ですね。
1歳くらい
こう動かすと落ちると理解できてくる→あれ?どこへいった?(下を覗いたりして目で追う)→落とすとママが拾ってくれて届けてくれる(ママとのコミュニケーションのひとつ)
うちにもちょうど1歳の息子がいますが、まさにポイポイ真っ最中です。
でも投げた後にどこに行ったか覗き込み、「あーあ・・・」と言ってその後にニコって笑顔を見せてきます。
どこに行ったか不思議に思っている探求心とママと遊びたいという好奇心は育ててあげたいですね。
が、食事を投げられるときは、イライラして怒ってしまう事も…反省です。
まぁこのわざと物を落とすという行為も2歳くらいになるとやらなくなってしまうので、今のうちだけだと思って、見守ってあげたいですね。
物を落とすことを考えただけで面白くなって笑っちゃう子もいるようです。
どう教えればいい?
ママの良いと悪いの基準をきっちり決める
ママがイライラするのを抑えるためにも自分の中で「ここまでは許す」「危ないからここは注意する」という線引きをすることが大事だと思います。
いくら成長の一環といっても、周りの人にぶつけたり、食事の食器が割れてケガにつながってからでは遅いので、悪いものは悪いと教えるのも親の役割ですね。
でも特別危ないとかでなければ、子供も悪気があるわけではないですし、何よりいろんなことを研究して吸収している時期なので、余裕があれば見守ってあげましょう。
上手な伝え方
次の順番で試してみてください。もちろん1回で理解できる子なんていませんから、根気強く教えてあげてくださいね。
まずは言葉で
「これは危ないよ」「投げないでね」
いきなり怒るのではなく、はじめは語りかけるように伝えてみましょう。
声のトーンを下げる
怒るとキーンとした声になりがちですが、小さいうちは音に敏感なので声のトーンを低くすることで、「あれ?いつもと違う」と不思議に思い、耳を傾けます。
表情を変える
大人でもそうですが、笑った顔で注意されると甘えてまた同じことをしてしまいますよね。本気で注意する時は今大事なことを話しているよという顔をすると、「いつものママじゃない」って不思議に思います。
真剣な顔の途中で子供がニコーッと天使の笑顔を見せてきても、決して負けて顔を緩めたりしないでくださいね。ここで「可愛いなあ」ってにやけてしまったら、そこであなたの負けです(笑)グッとこらえて下さい。がんばれー!!!!
ちなみにうちのパパはすぐ負けます(笑)瞬殺です・・・
まとめ
赤ちゃんがものを落とすのって自分で自分の体の勉強してるなんて可愛いですよね(笑)
自分の母親に話すと「あなたの方がひどかった」なんて言われました。みんなが通る道なんですよね。
我が家では紹介した伝え方でもポイポイはまだ続いていますが、危ないことってのがだんだんわかるようになってきた気もします。
2歳を過ぎると自分でも言葉を少しずつ話せるようになり、自分の言いたいことが相手にも伝わるので、こういった行動が減ってくると思います。
今は伝えたいのに伝わらない、分かってもらえない場面も多く、お子さんも戦っていると思うので、あともう少しの辛抱です。
我が子を信じて根気強く付き合ってあげて下さい。
あまり感情的になりすぎて怒りすぎると大事な子供の笑顔を奪ってしまうかも知れません。そうならないためにも、イライラする前に深呼吸し気持ちを落ち着かせてから向き合うことを心がけてくださいね。