子どもを妊娠し、辛いつわりの時期が落ち着いた頃、今までなかった食欲が突然沸き始めます。
つわりの時は辛くて食べられなかったご飯が美味しくて、ついついお箸が進むように・・・
特に妊娠後期や臨月に差し掛かると、甘いものが食べたくなることは少なくありません。
しかし、この時期に甘いものを過度に摂取すると、胎児への影響が心配されます。
この記事では、臨月に甘いものを食べると考えられる胎児への影響や妊娠後期の注意点と対策を紹介していきます。
巨大児のリスクや発達障害との関連性も考察していきます。
ココがポイント
- 妊娠中、特に臨月になると甘いものを食べたくなる原因
- 甘いものを過度に摂取することの胎児への影響
- 妊娠中の甘いものの摂取が妊婦自身の健康に及ぼす影響
- 甘いものの欲求を健康的にコントロールするための対処法
臨月に甘いものを摂取すると胎児にどんな影響が?
- どうして妊娠中は甘いものが食べたくなるの?
- 甘いものを食べ過ぎると胎児への影響はあるのか?
どうして妊娠中は甘いものが食べたくなるの?
つわりが終わる6か月頃を過ぎると、子どもをより成長させる為、今まで以上にお母さんの栄養を胎児に送るようになります。
エネルギー元は糖なので、子どもに沢山栄養を送ろうと、どうしても甘いものが食べたくなってしまうわけです。
また、プロゲステロンというホルモンが影響しているとも言われています。
食欲も増し甘いものが欲しくなるのは、妊娠していれば自然な事なのです。
私もつわりの時期は食欲もあまりなく、甘いものも食べたいとは思わなかったのですが、妊娠後期頃から突然食べたい欲求が出てきてびっくりしました。
平気で板チョコ1枚ぺろりと食べてしまい、自分の食欲がコントロールできなくなってしまいました。
なるべく、アメやガムで気を紛らわそうとするのですが、その反動で余計食べたくなってしまい・・・大変でした。
つわり中は「こんなに食欲もなくて痩せちゃうけど赤ちゃん大丈夫かな?」と心配していたのが嘘のようでした。
甘いものを食べ過ぎると胎児への影響はあるのか?
こんなに甘いものが欲しくなって、欲望のままに食べていても大丈夫なのか妊婦さんは心配になりますよね。
よく言われるのが、妊娠中甘いものを食べ過ぎると、将来子どもが肥満になりやすいということです。
また、胎児の巨大化、神経が異常になる病気になったりする事もあるそうです。
出生時の体重が4,000g以上の巨大児になるリスクや妊娠中の高血糖が、子供の発達障害のリスクを高める可能性もゼロではありません。
また、お菓子に含まれる添加物や保存料も、胎児に影響を与える可能性があります。
特に、人工甘味料や着色料は避けた方が良いとされています。
リスクはお腹の赤ちゃんのために避けたいですよね。
胎児だけでなく、妊娠中は妊婦自身の身体の変化にも気をつけるべきです。
甘いものの取り過ぎによって体重を増やし過ぎてしまうと、産道にお肉が付いてしまいお産のリスクが高くなったり、妊娠糖尿病になる方もいます。
私自身も、妊娠中甘いものが止められず14㎏太ってしまい、先生から体重増加を注意されてしまいました。
臨月に甘いものが食べたくなったら、どうすればいい?
- 代替品を探す
- 小分けにして摂取
- 運動を組み合わせる
- 甘いもを食べるタイミング
- 栄養士や医師と相談する
とは言っても、甘いもの食べたいですよね。
妊娠中っていろいろストレスもあるし、甘いものを我慢しようと思えば思うほどイライラしてしまったりして。
どうしても甘いものが食べたくなった時、無理に抑えつけるのではなく、以下のような対処法があります。
代替品を探す
砂糖や高カロリーのお菓子の代わりに、フルーツやヨーグルトなどの健康的な甘いものを選ぶことがおすすめです。
例えば、バナナやりんごは自然な甘みがあり、ビタミンやミネラルも豊富です。
さつま芋は栄養価が高く、食物繊維が豊富なのに、甘いものを食べたいという欲求を満たしてくれます。
砂糖や人工甘味料を使用したお菓子ではなく、自然な甘みのあるフルーツやお芋なんかだと血糖値の上昇も緩やかです。
小分けにして摂取
一度に大量に甘いものを食べるのではなく、小分けにして少しずつ摂取する方法もあります。
これは、血糖値の急激な上昇を防ぐために有益です。
運動を組み合わせる
甘いものを食べた後は、軽い運動をすることで糖分の消費を促しましょう。
ただし、妊娠中なので激しい運動は避けましょう。
軽いお散歩や家のお掃除なんかするだけでも、気分が安らぎ心も身体もリフレッシュできますよ。
私はトイレ掃除をすると「良い子が産まれる」と聞いたので、毎日トイレ掃除をやりました。
トイレ掃除はしゃがんでやるので、股関節が鍛えられ、産道が開きやすくなってお産がしやすくなると言われているのでおススメです。
それに体を動かすことで心も前向きになるし、甘いものが食べたいという欲求も抑えられます。
甘いもを食べるタイミング
甘いものを食べるタイミングは、食事後か運動後がおすすめです。
食事後、特に、食事後30分以内にに少量の甘いものを食べることで、血糖値の急激な上昇を避けられるとされています。
運動をした後は、体が糖分をエネルギーとして効率よく使用するため、甘いものを食べるのに比較的適した時間とされています。
栄養士や医師と相談する
妊娠中の食事については、専門家の意見を求めることが最も確実です。
特に、糖尿病のリスクがある場合や、既に妊娠糖尿病と診断されている場合は、医師や栄養士と密に連携を取ることが重要です。
臨月に甘いものが食べたくなったらについてまとめ
記事のポイントをまとめます。
- 妊娠中に甘いものが食べたくなるのはホルモンバランスとエネルギー需要の影響
- 甘いものを食べ過ぎると胎児が肥満になりやすいリスクがある
- 胎児の巨大化や神経の異常発達のリスクも
- 甘いものの取り過ぎは妊娠糖尿病のリスクも高める
- 人工甘味料や着色料は特に避けるべき
- 代替品としてフルーツやヨーグルトが推奨される
- さつま芋は栄養価が高く、食物繊維も豊富
- 甘いものを小分けにして摂取することで血糖値の急上昇を防ぐ
- 運動を組み合わせることで糖分の消費を促進
- 甘いものの摂取タイミングとしては食事後か運動後が推奨
- 妊娠中の食事については専門家の意見を求めることが重要
甘いものは全く食べてはいけないということではありません。食べ過ぎによる栄養の偏りや体重増加が良くないので、何でも適度に適量を心がけましょうね。