夜中の授乳や赤ちゃんが泣いたときにすぐミルクをあげれるようにミルクの作り置きができたら少しは助かりますよね。
でも、赤ちゃんの体に入る大事な栄養源のミルクなので、しっかり正しい知識を身につけて、赤ちゃんに安全なミルクを提供しましょう。
正しい知識や方法を持たずに行うと、赤ちゃんの健康を害するリスクがあるのはご存知でしょうか。
この記事では、ミルクの作り置きに関する基本的な知識から、安全にミルクを保存するためのポイント、さらにはミルクの再加熱方法など詳しく解説していきます。
ココがポイント
- ミルクの作り置きに関する基本的な知識とその重要性
- ミルクを作った後の保存時間とそのリスク
- ミルクの冷蔵庫での保管方法と注意点
- ミルクを再度温める際の正しい方法とそのリスク
ミルク作り置きの基本知識:3時間のたったものは大丈夫か
- 作ったミルクはどれくらいもつ?何時間が安全か
- ミルクは冷蔵庫で保管?常温で保管?
- ミルク作り置きのリスク
- ミルクを冷蔵庫で冷やす際のポイント
育児において、ミルクの作り置きは非常に便利な方法として多くの親たちに利用されています。
しかし、正しい知識がないと、赤ちゃんの健康を害するリスクも。
ここでは、ミルクの作り置きに関する基本的な知識をご紹介します。
作ったミルクはどれくらいもつ?何時間が安全か
ミルクを作った後、すぐに飲まない場合、どれくらいの時間が安全なのでしょうか。
一般的に、調乳したミルクは常温で2時間以内、冷蔵庫で24時間以内に飲むことが推奨されています。
特に、常温での保存は2時間を超えると雑菌の繁殖が懸念されるため、注意が必要です。
3時間たったものは赤ちゃんのためにも処分してしまった方がいいですね。
ミルクは冷蔵庫で保管?常温で保管?
ミルクの保存方法については、冷蔵庫での保管が最も安全とされています。
ただし、常温での短時間の保管も可能ですが、上記の通り2時間を目安にしましょう。
また、冷蔵庫での保管時は、冷蔵庫の冷えすぎる場所を避け、中央部に保存することがおすすめです。
ミルク作り置きのリスク
ミルクの作り置きには、雑菌の繁殖リスクがあります。
特に2時間を超えると、雑菌の繁殖が活発になる可能性が高まります。
これにより、赤ちゃんが飲むことで感染症のリスクが上がる可能性があります。
雑菌が繁殖したミルクを摂取すると、腹痛や下痢、嘔吐などの消化器系のトラブルを引き起こすことがあります。
特に新生児や乳児は消化器系が未発達なため、大人よりも影響を受けやすいです。
ビタミンやミネラルなどの栄養価も低下するため、赤ちゃんが必要とする栄養素を十分に摂取できなくなる恐れがあります。
特に、常温での長時間の保存は避けるようにしましょう。
2時間以上経ってしまった作り置きのミルクは処分して、新たにミルクを作ることをおすすめします。
また、一度口をつけたミルクは、唾液による菌の混入が考えられるため、20分以内に飲み切ることが推奨されています。
ミルクを冷蔵庫で冷やす際のポイント
ミルクを冷蔵庫で冷やす際には、ミルクを入れた容器の蓋をしっかりと閉め、他の食品との接触を避けることがポイントです。
また、冷蔵庫の温度は4℃以下に保つことで、ミルクの品質を保つことができます。
ミルク作り置きの3時間はだめ:注意点と実践方法
- ミルク作り置きを温め直しの方法
- ミルク作り置きの限度
- ミルクすぐ作りたい場合
ミルクの作り置きには、いくつかの注意点と実践方法があります。
ここでは、安全にミルクを作り置きするためのポイントをご紹介します。
ミルク作り置きを温め直しの方法
ミルクを再度温める際には、湯煎やミルクウォーマーを使用することがおすすめです。
電子レンジでの加熱は、ミルクの温度が均一にならないため、部分的に熱くなる「ホットスポット」が生じる可能性があります。
これにより、赤ちゃんが口や舌をやけどするリスクが高まります。
電子レンジでの加熱はムラになりやすいため、注意が必要です。
ミルク作り置きの限度
ミルクの作り置きは、できるだけ短時間に飲むことがベストです。
上記のとおり、限度の目安は2時間と覚えておきましょう。
特に、夏場などの高温時は、常温での保存を極力避けるようにしましょう。
ミルクすぐ作りたい場合
急な授乳の際には、水筒に入れたお湯を使用して、すぐにミルクを作ることができます。
また、市販のミルクポットも便利なアイテムとしておすすめです。
ウォーターサーバーもあればすぐミルクが作れて便利です。
ミルク作り置きの正しい知識と注意点:3時間たったものは処分についてまとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 育児において、ミルクの作り置きは便利な方法として多くの親たちに利用されている
- 調乳したミルクは常温で2時間以内、冷蔵庫で24時間以内に飲むことが推奨
- 常温での保存は2時間を超えると雑菌の繁殖が懸念される
- ミルクの保存方法として、冷蔵庫での保管が最も安全とされている
- ミルクの作り置きには雑菌の繁殖リスクが存在
- 雑菌が繁殖したミルク摂取は、腹痛や下痢、嘔吐などのリスクがある
- 新生児や乳児は消化器系が未発達なため、大人よりも影響を受けやすい
- ミルクを再度温める際は、湯煎やミルクウォーマーの使用が推奨
- 電子レンジでの加熱は「ホットスポット」のリスクがあり、やけどの恐れがある
- 急な授乳の際には、水筒に入れたお湯でミルクを即座に作ることが可能
- 常温でも飲めるミルク缶タイプやウォーターサーバーも便利な選択肢として存在