子供が育っていく中で、気になるのが「発達」ですよね。首すわりに寝返り、ハイハイに歩くこと…発達は早い子もいれば、ちょっぴりゆっくりの子もいます。
でも、ママとしては我が子の発達は、とても気になるものです。
あんよをクリアしたころに、気になってくるのが、言葉の発達です。2歳くらいになると、けっこう喋る子ってペラペラ喋っているんですよ。
「…あの子、あんなに上手にお話してるのに、うちの子は全然なんだけど…大丈夫?」なんて、心配になっているママさん、いませんか?
私自身、中学生の娘を頭に男女2人ずつ、4人の子供を育てています。末っ子次男が、まさに言葉の発達がかなり、ゆっくりです。実は、第2子である次女も2歳の頃は、まったく言葉が出なかったんです。
今回は、私のように言葉の発達がゆっくりな2歳の子を育てているママさんに、2歳児の言葉の発達について、我が家の子供たちの事も交えながら、書いていこうと思います。
2歳児の言葉の発達の目安
とりあえず、2歳の子の言葉の発達の目安を書いていきますね。
言葉は、だいたい1歳過ぎくらいから「ママ」や「まんま」などの言葉を話し始めます。それが、2歳くらいになると、言葉の意味や理解力がついてきて、「わんわん、いた」「まんま、ちょうだい」などの2語文というものを話し始めます。
1歳半健診のときに全く言葉が出ていなかったりすると、言葉の遅れを指摘されることもあるかと思います。
ただし、これは本当に目安であって、めっちゃ喋る子もいますし、そうでない子もいます。だって、同じ2歳って言ったって、4月生まれの子と3月生まれの子じゃ、1年違いますからね。
なので、我が子の言葉が目安通りじゃないからって心配になりすぎないで下さいね。
言葉が遅れる原因で考えられること
では、2歳の子の言葉の発達が遅くなる原因について見ていきます。
性格や個人差
たいていの場合は、これです。恥ずかしがりやな子は、なかなか喋ろうとしないんですよね。こういう子は、親や周りが言う言葉は或る程度、理解していることが多いです。
たとえば「ボール取って来て」と言われれば取ってきたり、ゴミを渡して「ポイして」と、お願いすれば、捨てきてくれたりします。
まぁ、2歳と言うとイヤイヤ期なのでね、言う事聞いてくれない場合もありますがね…。
で、こういう子ってある日突然ってくらい、急に話し出すこともあるんです。我が家の第3子長男がこのタイプでしたよ。2歳のころなんてアンパンマンとバイキンマンしか言わなかったのに、3歳近くになたら、いつの間にかペラペラ喋ってましたからね。
テレビやスマホを見ている時間が長い
これ、私も耳が痛いです。テレビの幼児番組なんかは子供も喜んで見ていますし、見てる間は大人しいので、ついつい長く見せてしまうんですが…。
テレビやスマホと言うのは、相互のコミュニケーションじゃなく一方的な会話になるんですって。だから、言葉の発達の助けにはならないそうです。
でも、こういう子は気が付いたときに、親がしっかりコミュニケーションをとってあげたら、少しずつ言葉も出てくると思います。
耳の病気の可能性
耳の病気が隠れている場合があります。
耳の病気で多いのは「滲出性中耳炎」です。中耳炎って名前が付いてても、これ痛くないんです。だから、ママも気が付くのが遅れるんですよ。
もし、子供に呼びかけても反応しないとか、やけに耳を触るとか、気になることがあったら1度耳鼻科を受診してみて下さい。
発達障がいの可能性
中には、言葉の遅れが発達障がいの可能性があるケースもあります。でも、はっきり言って2歳で生涯の有無を判断するのは難しいです。2歳なら、まだ様子を見ても良い時です。もし、どうしても気になるのなら、保健師さんなどに相談をして、専門の機関で様子を見てもらっても良いかと思います。
あと、よく言われるのが「女の子は言葉が早いけど男の子は遅い」だと思うんです。確かに、男子と女子で脳の構造が違うとかで差が出ることがあるらしいんですが、あんまり、関係ないように思います。男の子だって2歳でペラペラ喋ってる子もいれば、女の子でもまったく喋らない子もいます。それこそ個人差なんじゃないかな~。
このように、まれに病気なんかの可能性はありますが、多くの場合は心配ないことが多いのです。
言葉の発達の為に親が出来ること
心配ないとは書きつつも、言葉の発達…どうにかしたいですよね。
ここでは、子供の言葉を引き出すために親が出来ることを紹介していきますね。
まずは、耳で言葉を覚えることが大事です。もう、これでもかってくらい言葉をかけてあげて下さい。
例えば、「あ、犬がいるね~かわいいね~」とか「ごはん、おいしいね」とか。普段より、ゆっくり子供の目を見ながら話しかけて下さい。子供と向き合って、口の動きを見せるのも良いそうですよ。
言葉を話せない子供でも、ママや家族なら、その子のしてほしい事って何となく分かっちゃいません?
例えば、子供がお茶が欲しいってとき、指さししたり訴えてきますよね。その時に、すぐにあげるんじゃなく、あえて「どうしたの?何が欲しいの?」「お茶が欲しいのね」みたいに、話してあげることも大切です。
あとは、絵本や「あいうえお」を練習するオモチャなんかを使って、遊ぶのも良いです。
言葉の発達には親子のコミュニケーションが1番なので、言葉が遅いからって、焦って言葉を教えようとするより、ママもパパも一緒に楽しんで下さいね。
保健センターなどで、発達のゆっくりな子の教室のようなものを開いていることがあるので、そういうものに参加してみるのも、刺激になって良いですよ。
我が家の次女の話
我が家の子供たちですが、言葉の発達に関しては兄弟でも全然、違うんですよ。
長女は、本当に教科書通りの発達で、第3子の長男も、問題なしでした。
でも、次女は言葉が遅くて、当然1歳半健診で要観察でした。2歳になっても、あんまり変わらなくて…。発達がゆっくりな子向けの教室を勧められて、行ってみました。
1~2回通ったときに、教室を担当している保健師さんから「母子通園療育園」というものを勧められたんです。発達に心配がある子が、ママと一緒に通う療育施設の事ですが、正直、躊躇しました。療育なんて…って。
この時に、児童相談所で発達検査も受けて、結果は軽度の知的障害でした。
でもまだ2歳なので、とりあえずの診断で、3歳の時に再検査しましょうってなったんですけどね。
で、療育園に見学兼体験入園に行ったときに園の保育士さんの対応が良くて、次女もすごく楽しそうにしていたんです。それで、この子にとって必要であるなら、保育園に入る前の準備だと思って、入園を決意したんです。
これが大当たりで、療育園通いしだしてから、ぐんぐん成長して言葉もどんどん出てきたんです。入園したころは椅子にじっと座っていることが出来なかった次女が、療育園を卒園する頃には、出来るようになっていましたから。
そのあとは療育手帳を持っていたので、保育園の障がい児枠で入園しました。加配の先生についてもらう形で、通園していくうちに、これまた、ぐんっと成長してですね、3歳で発達検査を受けたときは、何も問題なく療育手帳も返還しました♪もちろん、保育園も障がい児枠は、外れました。
今は次女は小学5年生ですが、至って普通の女子です。…若干、天然ちゃんですが(笑)次女にとって、母子療育園に通ったことは、良い事だったんだなって思います。
そして、現在の2歳の次男ですが…たぶん母子療育園行くことになると思います…。心配はありますが、次女の例もあるのでね、楽観的に考えることにしていますよ。
まとめ
長々と、書いてきましたが…まとめますね。
- 言葉の発達の目安は、あくまで目安
- 言葉が遅い原因は個人差であることが多い
- 言葉を促すコツは親子で楽しむこと
- 母子療育園も必要であれば視野に入れてみて
次女の時に言葉の発達については、私も悩んだ経験がありますし、現在進行形で次男にも悩んでいます。なので、言葉に心配がある2歳の子のママの不安な気持ちは痛いほどわかります。
でも、焦っても仕方ないです。「いつかは喋るよね~」くらいの気持ちでいた方が、子供にも良いと思います。大丈夫です。
数カ月~数年後には、喋りまくる子供に「うるさ~いっ!!」なんて言っているかもしれませんから(笑)
もう2歳…じゃないんです。まだ2歳なんです。ママ、これからですよ♪