帝王切開という言葉を聞くと、特に初めての出産を迎える妊婦さんにとっては、どのように予定日を決めるのか、どんな準備が必要なのか、分からないことだらけで不安な気持ちが大きくなりますよね。
この記事では、そんな疑問や不安を少しでも軽減できるよう、帝王切開の予定日の決め方や安全に手術を迎えるためのポイントを解説していきます。
3人の子どもを帝王切開で出産した私の予定日の決め方もお伝えしていきます。
参考にしてみてください。
ココがポイント
- 帝王切開の予定日は医師との相談の上で決定される
- 37週以降であれば、胎児は十分な成熟を迎えているとされる
- 39週を超えると、自然な陣痛が始まる可能性が高まる
- 帝王切開の予定日を希望できるかどうかは病院による
帝王切開の予定日決める方法
- 帝王切開の手術日程の選び方
- 予定帝王切開はなぜ37週以降なのか
- 予定帝王切開は39週では遅いのか
- 予定日はいつ決まる?
- 帝王切開の予定日は希望もできるか?
- 双子の帝王切開の予定日は?
- 予定帝王切開入院準備いつから必要?
帝王切開の手術日程の選び方
帝王切開の日程は医師との相談の上で決定されます。
母体の健康状態や胎児の成長が順調であれば、出産予定日の2.3週間前の37週~38週の間で選ぶことになると思います。
子どもの誕生日になる日で、お腹の赤ちゃんに初めて会える日を決めるわけですから、自然分娩では経験することができないちょっと稀なことですよね。
予定帝王切開はなぜ37週以降なのか
多くの研究により、37週以降であればお腹の赤ちゃんは十分な成熟を迎えているとされています。
妊娠22週0日から妊娠36週6日だと早産となり、赤ちゃんの肺機能などがまだまだ未完全なんだそうです。
37週を超えると帝王切開のリスクが低減し、母子ともに安全に手術を受けることができるため、一般的には37週以降で帝王切開の予定日を決めます。
参考:日本産科婦人科学会
予定帝王切開は39週では遅いのか
39週を超えると、自然な陣痛が始まる可能性が高まります。
陣痛が始まってからの帝王切開は、緊急帝王切開となり、陣痛が進行している中での手術は、母体の負担が大きくなることも考えられます。
緊急帝王切開は計画的な予定帝王切開よりもリスクが高まることが知られています。
このため、帝王切開の予定日を39週に設定することは、医師と相談し、過去の出産経験や母体の健康状態、胎児の状態などを考えて、最適な日程を選定することが重要です。
予定日はいつ決まる?
予定日は、妊娠の進行や母体・胎児の健康状態を考慮して、医師との相談の上で決定されます。
病院にもよりますが、多くの場合、妊娠中期から後期にかけて具体的な日程が決まります。
ただ、緊急を要する場合や特定のリスクがある場合は、それよりも早い段階で日程が決定されることもあります。
1人目のときは逆子での帝王切開だったので、帝王切開になるかもというのはぎりぎりまで不確定でした。
このまま逆子だったら…ということで予定日を決めた時はだいたい妊娠34~35週くらいだった気がします。
帝王切開の予定日は希望もできるか?
帝王切開の予定日は、希望できるかどうかはその病院と母体と赤ちゃんの健康状態によります。
希望できる場合でも医師との十分な相談は必要です。
私は、1人目が帝王切開だったので2人目、3人目も帝王切開ということはもう決まっていました。
2人目のとき妊娠中期くらいになって予定日いつにするか聞かれたんですが、正直まだまだ先のことに感じて決めかねてしまって、次の健診まで待ってもらいました。
でもそうこうするうちに希望日は他の方の手術で埋まってしまいました。
ある程度この辺という目安は考えておいた方がいいかと思います。
双子の帝王切開の予定日は?
双子の場合、胎児の位置や大きさ、母体の健康状態などを考慮して、帝王切開の日程が決定されます。
多くの場合、双子の出産はリスクが高まるため、出産予定日の3.4週間前の36週~37週の早めの段階での帝王切開が検討されることが多いそうです。
参考:一般社団法人 日本多胎支援協会「ふたごナビ」
予定帝王切開入院準備いつから必要?
帝王切開の予定日が決まったら、入院に必要な準備を始めましょう。
私の場合は、逆子だったので、ぎりぎりまで逆子が直ったらという希望もありましたが、帝王切開の予定日の1か月前にはいつ入院しても困らないように最小限の準備はしておきました。
帝王切開の予定日の決め方と産休の関係性
- 予定日が決まっている場合産休はいつから取れる?
- 出産の予定日が予め決まっていることのメリットとデメリット
予定日が決まっている場合産休はいつから取れる?
日本において、産休(産前休業)は、自然分娩の場合の出産予定日の6週間前から取得することができます。
双子の場合は14週間前から取得できます。
参考:厚生労働省「産休・育休」
出産の予定日が予め決まっていることのメリットとデメリット
出産の予定日が予め決まっていることのメリットは、心の準備や物理的な準備がしやすいことです。
パパの仕事の予定とか、上の子を預ける先、習い事など予定が立てやすかったです。
デメリットとしては、まぁ私がひねくれ者なんですが、自然分娩ではいつ生まれるか実際のところは分からないのに、予定帝王切開では予定日が決まっているので、周りの人にもそれを知らせないと不自然なわけじゃないですか。
それを知らせることで過干渉の親、義理の親たちが病院に突撃してくるかもとか思うのが嫌でしたね。
帝王切開の予定日の決め方について
記事のポイントをまとめます。
- 帝王切開の日程は医師との相談の上で決定
- 37週~38週の間で帝王切開の予定日を選択するのが一般的
- 37週以降であれば胎児は十分な成熟を迎えている
- 39週を超えると自然な陣痛が始まる可能性が高まる
- 緊急帝王切開は計画的な予定帝王切開よりもリスクが高まる
- 双子の出産は36週~37週の早めの段階で帝王切開が検討されることが多い
- 予定日は妊娠の進行や母体・胎児の健康状態を考慮して決定
- 帝王切開の予定日の希望も一部の病院で受け入れているが、医師との相談が必要
- 双子の場合、胎児の位置や大きさ、母体の健康状態を考慮して帝王切開の日程が決定