ランドセルの購入は、多くの家庭にとって子供たちの成長と共に迫る大きな出費の一つとなります。
このランドセルの購入のための国や自治体からの補助金制度が存在することをご存知でしたか?
この記事では、ランドセルの購入代金の一部を補助してもらうことができる「就学援助制度」に焦点を当て、その詳細や申請方法について解説していきます。
ランドセルを購入する前に、補助金の詳細を知り、適切な手続きを行うことで、経済的なサポートを受けることが可能です。
ココがポイント
- ランドセルの購入代金の一部が国や自治体から補助される制度が存在すること
- 補助金の受け取り時期や条件は自治体によって異なること
- 補助金を受け取るための具体的な申請方法や必要書類の概要
- 補助金の対象となるランドセルの種類や条件が自治体によって異なること
ランドセル購入時の補助金について
- ランドセル代は国に申請したらもらえる?
- ランドセルを買うのにお金はもらえる?
- 補助金は誰でももらえるの?
- 就学援助は年収いくらまで受けれる?
-
補助金の申請方法と必要書類:学校にバレるかどうか
ランドセル代は国に申請したらもらえる?
ランドセルの購入は、子供たちの成長と共に迫る大きな出費の一つです。
ランドセルを購入する時に補助金があるかどうかは気になるところですよね。
実際、国や自治体からの補助金制度が存在しており、ランドセルの購入代金の一部を補助してもらうことが可能です。
この制度を「就学援助制度」と言います。
就学援助制度は、経済的な理由で学用品や給食費などの学校生活に必要な費用を支払うことが困難な家庭の児童・生徒に対して、その費用を補助するための制度です。
この制度は、児童・生徒が学校教育を受ける権利を保障するために設けられています。
参考
学校教育法第19条において、「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない。」とされています。
引用:文部科学省「就学援助制度について」
この就学援助制度の補助対象品目としては、こちらがあります。
主な補助内容
- 学用品費:教科書、学習材料、体操服、上履きなどの購入費用
- 給食費:学校給食の費用
- 修学旅行や学校行事の費用:修学旅行や学外活動などの参加費
- ランドセルや制服の購入費:一部の自治体では、ランドセルや制服の購入費も補助の対象としています。
多くの自治体ではランドセルの購入も補助の対象となっています。
ただ、この補助金を受け取るためには、一定の条件を満たす必要があります。
例えば、家庭の年収が一定額以下である場合など、詳しい条件は自治体や学校によって異なるため、必ず事前に確認しておくことをおすすめします。
子どもが年長児のときに春から通う小学校で就学前健診がありますよね。
そのとき就学援助制度のお知らせの書類が配られて、私はそこで初めてこの制度を知りました。
ランドセルを買うのにお金はもらえる?
実際には「ランドセルを買うためのお金」そのものをもらえるわけではありません。
ただし、ランドセルを購入した後、補助金として一部の金額を国や自治体から受け取ることができます。
このため、ランドセル購入の際には、補助金の申請を忘れずに行うことが大切です。
収入の制限などあり、市町村によっても金額が変わってくるようですが、5万円弱補助してくれる自治体もあるようです。
また、自治体によっては現物支給のところもあるみたいです。
補助金は誰でももらえるの?対象者は?
残念ながら「誰でも」が補助金を受け取ることができるわけではありません。
補助金の対象となるのは、一定の基準を満たす家庭のみとなっています。
主に、生活保護世帯や家庭の年収や子どもの人数などが考慮されることが多いです。
ただ、これらの基準は自治体によって異なるため、具体的な条件は各自治体のホームページや窓口で確認することをおすすめします。
ちなみに、この補助金は返済は不要となります。
就学援助は年収いくらまで受けれる?
就学援助制度は、就学援助の対象となる年収の上限が自治体ごとに設定されています。
自治体や家庭の状況によって異なるため、一概には言えませんが、例えば、名古屋市では、2人世帯で290万8千円以下、3人世帯では306万9千円以下であれば就学援助の対象となる、といった具体的な基準が設けられています。
また、年収上限を超える家庭でも、特別な事情や状況(例:大きな医療費の支払い、失業など)がある場合、例外的に就学援助の対象となることもあります。
具体的な対象者を知りたい場合は、所在地の自治体または教育委員会に問い合わせることが最も確実です。
補助金の申請方法と必要書類:学校にバレるかどうか
補助金を申請する際には、いくつかの必要書類が求められます。
これには、家族の所得証明書やランドセルの購入領収書などが含まれます。
また、申請の手続きは、多くの場合、所在地の市区町村の教育委員会や学校への提出となります。
ただ、必要書類や申請の手続きは自治体によって異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
そしてこれが学校や先生に把握されるかどうかですが、手続きを教育委員会へしたとしてもその後の書類のやりとりなんかは先生を通して行ったりするそうなので、学校や先生には把握されるものだと思っておいた方が良いですね。
ランドセル購入の際の補助金:受け取るまでの注意点
- 補助金の受け取り時期と条件
- 補助金の上限と下限額
- 補助金を受け取るためのステップ
- 補助金の対象となるランドセルの種類
ランドセルを購入する際には、補助金の存在を知っていても、その申請方法や対象条件を正確に理解していないと、補助金を受け取ることができない場合があります。
このため、ランドセルを購入する前に、補助金の詳細や申請方法についてしっかりと確認しておくことが大切です。
補助金の受け取り時期と条件
補助金の受け取り時期は、多くの場合、ランドセルの購入後、また、入学後に申請手続きを経て、数ヶ月後という場合が多いようです。
中には、入学前に支給される自治体もあるようです。
受け取り時期や条件は自治体によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、補助金の受け取りには、ランドセルの購入領収書の提出や家族の所得証明など、いくつかの条件を満たす必要があります。
いずれにしてもランドセルを購入した領収書はすぐに捨てずに、保管が必要ですね。
補助金の上限と下限額
補助金の上限額や下限額は、自治体ごとに異なります。
例えば、ある自治体では、ランドセルの購入価格の半額までを補助する制度がある一方、別の自治体では、一律で1万円の補助が行われる、といった具体的な制度が設けられています。このように、補助金の額にはバラつきがあるため、具体的な金額を知りたい場合は、所在地の自治体に問い合わせることが必要です。
補助金を受け取るためのステップ
補助金を受け取るためには、いくつかの手続きが必要です。
まず、ランドセルを購入した後、購入領収書を保管しておくことが大切です。
次に、所在地の市区町村の教育委員会や学校に、補助金の申請を行うための書類を提出します。
この際、家族の所得証明書など、いくつかの必要書類を同封する必要があります。
申請手続きが完了すると、補助金の受け取り時期や方法についての通知が行われます。
補助金の対象となるランドセルの種類
補助金の対象となるランドセルの種類は、自治体によって異なります。
一部の自治体では、特定のブランドや価格帯のランドセルのみが補助の対象となる場合があります。
このため、ランドセルを購入する前に、補助金の対象となるランドセルの種類や条件を確認しておくことが重要です。
ランドセルを購入際に使える補助金についてまとめ
記事のポイントをまとめます。
- ランドセル購入時に補助金の存在を知っていても、申請方法や対象条件を正確に理解していないと補助金を受け取れない場合がある
- 補助金の受け取り時期は多くの場合、ランドセルの購入後や入学後となる
- 補助金の上限額や下限額は自治体ごとに異なる
- 補助金を受け取るための手続きには、ランドセルの購入領収書や家族の所得証明などの提出が必要
- 補助金の対象となるランドセルの種類は自治体によって異なる
- 補助金は「就学援助制度」として提供される
- 就学援助制度は学校教育を受ける権利を保障するために設けられている
- 補助対象品目には学用品費、給食費、修学旅行や学校行事の費用、ランドセルや制服の購入費が含まれる
- 補助金を受け取るための条件は自治体や学校によって異なる
- 就学前健診で就学援助制度の情報が提供されることがある