息子が通っていた保育園で不適切保育があったという報道がありました。
まだ言葉をうまく話せない時に通っていた保育園で、息子は既に転園しているので、今となってはうちの子に対して不適切な保育があったのかどうかはもう分かりませんが、園に対して違和感を感じた場面がいくつかあったので、私が感じた違和感や疑問を共有していきます。
子どもたちの健全な成長のため、そして保護者としてどのように対応すべきかを考える手助けとして、参考にしていただければと思います。
ココがポイント
- 不適切保育の定義と具体的な行為例
- 不適切保育が子どもの心や将来に及ぼす悪影響
- 不適切保育が発生する背景や原因
- 保護者が不適切保育に直面した際の対応方法と相談先
不適切保育があった保育園で感じた違和感:不適切保育の深刻な実態とその対策
- 不適切保育とは何か?
- 不適切保育の具体例
- 不適切保育がもたらす児童虐待のリスク
- 不適切保育の原因と背景
- 不適切保育の相談・告発はどこにする
- 不適切保育の対応
不適切保育とは何か?
不適切保育とは、子どもの健全な成長を妨げるような保育行為を指します。
具体的には、無視や過度な叱責、体罰などが含まれます。
これらの行為は、子どもの心にトラウマを残す可能性が高く、その後の人間関係や学業にも影響を及ぼすことが知られています。
不適切保育の具体例
不適切保育には様々な形があります。以下はその一部です。
- 体罰:子どもを叩く、強く引っ張るなどの行為。
- 過度な叱責:子どものミスや行動に対して、過度に厳しく叱ること。
- 暴言:子どもに対して侮辱的な言葉を投げかけること。例として、「何でそんなこともできないの?」や「お前は何にもなれない」といった言葉が挙げられます。
- 無視:子どもの要求や感情を無視し、適切な対応をしないこと。
- 食事や睡眠の制限:子どもの成長や健康に必要な食事や睡眠を制限すること。
また、不適切な暴言としては、以下のような言葉が挙げられます。
- 侮辱的な言葉:「バカ」「ダメな子」など、子どもの自尊心を傷つけるような言葉。
- 脅迫的な言葉:「お母さんに言ったらどうなるか知ってる?」など、恐怖を感じさせるような言葉。
- 差別的な言葉:「お前は〇〇だから」といった、性別、人種、障害などで差別する言葉。
- 性的な言葉:不適切な性的表現や、性的な意味を含む言葉。
- 暴力をほのめかす言葉:「叩いてやる」「お仕置きだ」など。
- 過度な罵倒:「何もできない」「価値がない」など、子どもの能力や価値を否定するような言葉。
不適切保育がもたらす児童虐待のリスク
不適切保育は児童虐待につながることが多いです。
具体的には、心の成長が阻害されたり、社会性が欠如したりします。
このような状態が続くと、将来的には就労にも影響を与える可能性があります。
些細な事じゃないかとかニュースの内容が大袈裟とか、こんなことでニュースになるくらいだったら安月給で働く保育士いなくなるよなんて声もありますが、小さな違和感を潰しておかないと大きな問題にもなりかねないと私は思います。
不適切保育の原因と背景
不適切保育が発生する背景として、保育士の過労や研修の不足、施設の運営方針の問題などが考えられます。
特に、保育士は精神的、肉体的に厳しい仕事が多く、その割には平均年収が低いことが、質の低下を招いているとも言われています。
このような給与の状況は、保育士が仕事を続ける上でのモチベーションや、保育の質にも影響を与える可能性があります。
不適切保育の相談・告発はどこにする
不適切保育が行われていると疑われる場合、相談・告発する場合は、地方自治体か児童相談所に連絡を取ることが一般的です。
園長や事務局、担当保育士の上司などに相談すると内部だけで解決、もしくは隠ぺいするということもゼロではありません。
なので、それを防ぐためにも内部での解決を試みる前に、第三者機関の介入を求めることで、適切な対応が期待できます。
告発には勇気が必要ですが、これによって多くの子どもが救われる可能性があります。
不適切保育の対応
不適切保育に対する基本的な対応としては、まずその事実を確認し、必要なら専門機関に相談することが重要です。
また、保育園に対しては、具体的な改善要求を行い、その後の対応をしっかりとチェックすることが必要です。
息子の通っていた園ではまず保護者に謝罪文が配布され、その後保護者に対して説明会が開かれたようです。
不適切保育と認定された保育園で私が感じた違和感
- 違和感を感じる保育の事例
- 私が感じた違和感
- 不適切保育との向き合い方
違和感を感じる保育の事例
違和感を感じる保育の事例としては、子どもが怖がるような声のトーンで指導される、一定の場所に長時間閉じ込められる、食事や睡眠の時間が不規則などがあります。
不適切保育は保護者の見えないところで行われることが多いのでしょうが、ふとしたタイミングでそれに近いものを目にしたり耳にするケースもあるかと思います。
私が感じた違和感
息子が通っていた保育園が実際に不適切保育があったと認定されたのですが、私自身がその園に対して感じた違和感がいくつかありました。
- 初めて登園した日、お迎えに行くと「無理かもしれない」と保育士に言われた。→一日中ずっと泣いていたからだそうですが、だったらどうすればいいの?と不安になりました。
- 言葉があまり話せない2歳児以下の子のお部屋では保育士同志の愚痴や世間話が頻繁に聞こえてきた。(保護者が子どもの支度をしている横で)
- 1年半通ってもほぼ毎朝泣きながら保育園に行っていた→転園してからピタっと泣かなくなったので、息子に聞いたら「今の保育園は遊べるから」と言っていました。
- 保育士に差別されたとクレームを入れている保護者を見た。
- 他の園児に保育士が強い口調で「〇〇してよ」と言っていた。
- 園長の話が長い→炎天下での運動会の日、誰も聞いていないような自己満の園長の話が長くて、子どもたちも親たちもそれだけでバテそうでした。しかも、競技中もずっと園長がマイクを持って実況していました。
- 保育士が不愛想→全員ではないですが、主任と何人かの保育士が挨拶も積極的にせず、こちらから挨拶すればモゴモゴ少し返すくらいで電話に出る声もすごく不愛想でした。子供にも同じように接しているんだろうかと不安になりました。
- 夫が部屋に入ったとき、誰も挨拶も無く、閉鎖的な異様な空間に感じたらしい。退園させた方がいいのではないかと話し合ったこともあります。
- 一時保育を利用した他の園児がその子の容姿を侮辱するような言葉を覚えて帰ってきたという話を聞いた。
少しだけ違和感を感じた場面をあげてみました。
うちの息子が泣きながら行っていたのは、私も子どもの頃そうだったので、そういう年頃だったのかなとも思いますし、息子が不適切保育をされていたと感じたことはないです。
それから語弊が無いように言っておきたいのは、この保育園にも息子が大好きな先生たちもいますし、先生たちに感謝している場面ももちろんたくさんあるということです。
ただ、園の雰囲気とか空気感とかってやっぱり経営方針だとか、園長の人柄、保育士を管理する役職の人の作り出す雰囲気とかが重要だと思うので、もしこれから園選びをされるという方は、その辺をしっかり見極めてほしいなと思います。
これは完全に私のものさしですが、挨拶を積極的にとってくれる先生、保育園は信用できるし、逆に挨拶すらまともにできない先生、保育園というのは信用ならないなと思っています。
不適切保育との向き合い方
不適切保育に直面した場合、保護者自身が感じる違和感や疑問を大切にし、積極的に情報収集や相談を行うことが大切です。
また、保育園や施設とのコミュニケーションを深めることで、子どもの安全や健やかな成長を守る手助けとなります。
不適切保育のあった保育園で感じた違和感のまとめ
記事のポイントをまとめます。
- 不適切保育は子どもの健全な成長を妨げる保育行為
- 無視、過度な叱責、体罰などが不適切保育の具体例
- これらの行為は子どもの心にトラウマを残す可能性が高い
- 不適切保育は児童虐待につながることが多い
- 心の成長が阻害されると、将来的に就労に影響が出る可能性がある
- 不適切保育の原因として、保育士の過労や研修の不足が挙げられる
- 保育士の平均年収が低いことが、保育の質の低下を招くとされる
- 不適切保育が疑われる場合、相談・告発は地方自治体や児童相談所が一般的
- 園内での解決を試みる前に、第三者機関の介入を求めることが推奨される
- 不適切保育に対する基本的な対応は、事実の確認と専門機関への相談
- 保護者は違和感や疑問を大切にし、情報収集や相談を積極的に行うべき
- 保育園や施設とのコミュニケーションを深めることが子どもの安全を守る手助けとなる