管理人のゆりです。
1人目の子が2歳になり、これが俗に言う“イヤイヤ期”かぁと実感する日々です。
そんなイヤイヤ期真っ只中に2人目が生まれました。
2人目が生まれてからは、イヤイヤ期+赤ちゃん返りという合わせ技も披露してくれています。
それでも最近、我が家はこのイヤイヤ期+赤ちゃん返りを乗り越えれそうな兆しが見えてきました。
どうやって乗り越えって行ったのか、そんな体験記を綴っていきます。
イヤイヤ期と赤ちゃん返りの違い
イヤイヤ期はなんでもイヤイヤするからその名の通りイヤイヤ期とついたのでしょう。
うちの息子は、「やだよーやだよー」と稲川淳二のようなトーンで言うので、毎回かわいくてクスッと笑ってしまいます(笑)
このイヤイヤ期、以前読んだこの本では“敏感期”とありました。
イヤイヤ期の息子をよく観察してみると、今はどうしても〇〇がしたいとか、先にこれをしてから△△がしたいとか、このものじゃないとダメとか、強いこだわりがあって、それを主張したいんだろうなということが分かります。
ただ単にイヤと言っているわけではなくて、いろんなことを敏感に感じて、強いこだわりが出てきて、社会生活を学んでいく絶好のタイミングです。
この感情を押さえつけて大人の言う通りにばかりさせていたら、ますます反抗するか、自己主張ができなくなっていくような気がします。自分がそうなので(笑)
子供の成長は“依存・甘え”と“反抗”を繰り返しながら自立していくそうなので、反抗に思えるこの時期も成長するステップとして、とっても大事な時期なんですよね。
一方、赤ちゃん返りとは、できることもできないと言ったり、甘えることが多くなったり、赤ちゃんの真似をするようになったりといった行動をとることです。
「赤ちゃんだったら守ってもらえる」と無意識に思うのでしょうか、子供の自己防衛本能とも言われていますね。
イヤイヤ期はこだわりを持つ行動、赤ちゃん返りは大人の注意を惹きたい行動というような感じでしょうか。大人にとって抵抗のあるこれらの行動ですが、意味や目的がちょっと違ってきますね。
この時期の乗り越え方で子供の性格なんかも大きく変わってきそうな気もしますね。自分の子供を魅力のある素敵な人間に育てるいいチャンスかもしれません。
うちの子の場合
我が家は私が専業主婦で時間に余裕があることもあって、こだわりの強い敏感期は、ある程度じっくり付き合ってきました。
ときどき時間に余裕が無かったり、妊娠中でつわりがきついときなんかはちょっと強引に言い聞かせようとしたこともありましたが、そういうときはさらに強い反抗をするだけで、大人の言う通りにしたいと思うのは逆効果だと実感しました。
語彙力も低くてなかなか自分の感情を伝えることができない時期なので、感情的になっているときは「〇〇って伝えればいいよ」とか「泣かなくても大丈夫だよ、伝わってるよ」とか「これが嫌だったんだね、悲しかったんだね」と代わりに言葉にして表現していくことも意識しました。
これらが功を奏したのかは分かりませんが、うちの子は比較的ソフトなイヤイヤ期でした。
それが2人目が生まれてからは、赤ちゃん返りと言うのかは分かりませんが、言葉を発する前にどもってしまったり、時々睨むような表情をするようになってしまいました。
それから赤ちゃんを叩いたり、物を投げたり、ほとんど夜泣きもしない子だったんですが、時々夜泣きもするようになりました。
赤ちゃんにヨシヨシしてくれることもあったのに、叩いてしまうんではないかという疑いの目で見てしまって、そういう時は表情が睨みつける表情に変わっていきました…
私が授乳や赤ちゃんを抱っこしているときは特に激しいです。
嫉妬や我慢からくるストレスだと思いますが、本人は当然そんなことも分からないし、
産後すぐはそんな長男の行動が信じられなくて、それでも赤ちゃんのことも守らなければならないし、感情が不安定なこともあって、思い悩み泣く日々でした。
育児本には上の子優先とあるけれど…
赤ちゃん返りをした子に有効なのは上の子を優先するとか、愛情をしっかり伝えることと育児本やネットなんかを見ても書いてあります。
そのとおりに、
泣いたら抱き上げるのは上の子優先、
寝る時も上の子を先に寝かしつけてから、
授乳も上の子の目のつかないところで、
上の子を褒めておだてて、抱きしめて、大好きだよと伝えて、
下の子のお世話を上の子と一緒に
といろいろ試してみました。
全く変化も見られなかったし、なんだか上の子を避けているような、浮気でもしているような感覚で(笑)…息が詰まりそうでした…
今まで親の注目を集めて大事に大事に育てられてきた上の子にとって、ある日突然下の子が生まれて一緒に生活することは、
旦那が自分より若い女性を連れてきて、「今日からこの娘も一緒に生活するから」と言われているような心境だと何かに書いてありました。
それを見てから、ますます自分がなんてひどい女なんだと思うようになってしまって(笑)今ならちょっと笑えますけど、産後すぐの心情的にはほんとに思い詰めていました。
本当に危険なことは手を叩いたりして教えた方がいいかもと、赤ちゃんをたたいたときに一度だけ手を叩いてみたことがありますが、息子のびっくりしたような反応を見て自分が辛くなって泣くだけでした…(´;ω;`)
赤ちゃん返りをしたときは、ママ大好き、ママこっち見て、ママ取られちゃう…そういう不安な思いからくるものなので、そんなときに叱るというのは子供が引き離されたように感じてしまって逆効果といろんな育児本にも書いてありました。
とは言え、自分や他人を傷つけるような行為、危険な行為に対してはしっかり教えていく必要はあると思います。
でも、本当に伝えなければならないことほど冷静にじっくり伝えていく必要があるのかもしれませんね。
抜群に効果のあった上の子への接し方
我が家でいろいろ試行錯誤して抜群に効果のあった接し方があります。
この方法を試してみて2日くらいでもう叩くことがなくなり、暗い表情をする回数も減っていきました。
自治体の赤ちゃん訪問で自宅に来た助産師さんたちも「優秀すぎる!」とビックリしていました。
その方法を紹介します。
それは本当に簡単なことでした。
赤ちゃんも上の子のことを好きということを伝える
あなたの大事な弟(妹)を借りるねというスタンス
この2つだけです。
人から好かれて嫌がる人はいません。たとえ旦那の連れてきた自分より若い子であってもです。
…というのは冗談ですが(笑)
子供もやっぱり人から好かれて嫌だとは思わないみたいです。
赤ちゃんが喜んでる
赤ちゃんがカッコいいって
赤ちゃんが近くに居たいって
赤ちゃんが大好きって
それから
赤ちゃんと仲良くしてるとママ嬉しい
こういう表現をするようにしました。
赤ちゃんはあなたの敵じゃないよ、ライバルじゃないよということを伝えるようにしたんです。
そして、赤ちゃんのお世話をする時は、あなたの大事な弟が泣いているから借りていい?というスタンスで接するようにしたところ、上の子もすごく大事に弟を扱うようになってきたのです。
もう一つ、どんなに心配でも疑ってしまっていても表情だけはとにかく明るく、笑って接するようにしました。
これは、旦那にも協力してもらって、同じように接してもらいました。
たぶん、疑われているということを親の表情から汲み取ってしまっていた気もするんです。なので、この笑顔でというのもとにかく意識しました。
すると、2、3週間ほどずっと叱り方や伝え方で悩んで泣いたり不安になったりしてきたのに、この2つを実践していっただけでほんとにたった2日で上の子が赤ちゃんに対して優しく接してくれるようになったんです。
「赤ちゃん大好きよー」「なかまー」なんて言葉も上の子から出てくるようになりました。表情が曇ることも全くなくなりました。
まとめ
イヤイヤ期はこだわりの時期、赤ちゃん返りは親の気を惹きたい時期、どちらも子供の成長に大事な時期です。
重なるとちょっと大変ですが、意味と目的を理解してじっくり付き合ってあげればきっと出口は見えてくるはずです。
子供によって向き合い方は違って当然です。
育児本のとおりにやってみて効果が無くても、乗り越える方法はもっとあるはず。
諦めずに大事な我が子と向き合って行ってみてください。