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出産後からの親の過干渉がひどい… 過干渉から逃れるための対処法

2018年5月4日 ゆり

管理人のゆりです。

出産後から親の過干渉がひどくなりました・・・

前々から「過干渉だな。窮屈だな。」とは感じてはいたんですが、それが出産を機により一層加速していったんです。

出産後に過干渉がひどくなった実母の話と親の過干渉から逃れる対処法を書いていこうと思います。

 

過干渉とは

過干渉の意味を調べてみました。

過干渉は虐待の一種であり「保護者が我が子を一人の主体的な人間として認めず、その子供の意思や思考、自我の発達や自主性などを否定して、操り人形のごとく親の意のままにコントロールしようとすること」である。

Wikipediaより

ちなみに過保護と混同されやすいですが、過保護は子供が求めていること、欲求を全て満たしてあげようとすることで、ちょっと意味合いが変わってきますね。

言葉の意味を調べると、私の両親が過干渉だということを確信してきました。

 

きっかけは里帰り出産

親 過干渉

前々から口うるさいなーとか窮屈だなーとか思う事はあったのですが、里帰り出産を期に自分の親が過干渉だと実感するようになりました。

ちょうど2年前に上の子を妊娠したとき、初めての出産ということもあったし、離れて暮らす親に孫の顔をたくさん見せてあげたいという思いから里帰り出産を決めました。

それまで私と母との関係はすごく仲良いというほどでもないですが、他愛のない話なんかもできるまぁまぁ普通の親子関係でした。

それが、この里帰り出産を機にものすごく悪化していったのです。

 

妊娠中はお腹の子の分まで2人分食べろとあれやこれや食べ物を出してきます。

一人で買い物に行きたいと言っても、どこそこに行きたいと行っても心配で一人では行かせられないと付いてきます。

出産後は孫・孫・孫・・・

母乳のためにあれ食え、これ食えと相変わらず大量の食べ物を目の前に並べられ、

子供が泣いていればあれしなさい、これしなさい

しゃっくりをしていれば、白湯を飲ませなさい

母乳が足りていないからミルクを足しなさい

果汁を飲ませなさい

寒そうだからもっと服着させなさい、靴下履かせなさい

もっと子供を褒めなさい・・・

 

子供や孫のことを思ってしているんでしょうが、もうここまでされると嫌がらせをされているとしか思えなくなってきます。

 

反論すると「じゃあもう自分の好きなようにやってみなさい」とか言うんですが、これにはどうせ失敗するから・・・という意味が含まれているんですよね。ちょっと時が経てばまた元どおりですぐ口や手を出してきます。

 

産後のホルモンバランスの崩れもあるんでしょうが、私自身のメンタルもぼろぼろでもうノイローゼになりそうでした・・・

里帰り出産したことをものすごく後悔しましたね。

今、2人目を妊娠中ですが、今回は里帰りしないことに決めています。

 

過干渉する親の特徴

親 過干渉

過干渉をする我が両親、特に母の特徴をあげていきます。

  • 自分は子育ての先輩だというプライドを持っている

この感情がけっこうやっかいで、私はこれで成功してきたから同じようにやってみろみたいな自負心ですね。

でも子育ての常識は常に変化していますし、昔推奨されてきたことが今正しいとされている事では必ずしもないのです。

変化を素直に受け入れることができない人を相手にすると、衝突すると思います。

 

  • 子供は自分のもの、自分の思い通りになるものと思っている

小さいころから進路のこと、就職のことについて、あーしろ、こーしろみたいな話があった気がします。

私は3姉妹の末っ子です。

長女は夢だった音大への進学を親に反対されて諦め、親が決めた就職先へ就職しました。

次女は親の望むとおりの進学と就職をし、親も大喜びでしたが、結婚相手に外国人を連れてくると猛反対し、縁を切りました。(今でこそ多少交流はありますが・・・)

私は親の望むとおりの道に進むのが嫌で反発し、家を出て一人暮らしもしましたが、就職のときには勝手に公務員や大手企業の選考に応募されていました。

 

実家で犬を飼っていますが、母がよく「犬は一途で従順」と言っています。

恐らく子供もそんな一途で従順であるべきものという感覚だったんでしょう。それが反発もしたり、それぞれに意思も持っているということが理解できなかったんだと思います。

 

  • 自分のいる世界が全て正しくてそれ以上はないと思っている

この感覚は、私の両親を造り上げている大きな要素だと思います。

私の両親は2人とも大手企業に勤めて、今では退職して悠々自適な年金暮らしを送っています。

そんな世界が正しくて、幸せで、それ以上はないと思っているので、娘もそのとおりに生きれば幸せだろうという価値観を押し付けてくるのです。

当たり前なことですが、幸せは人それぞれです。親と同じ生き方をすることが私の幸せではありません。

 

  • 子供がいつまでも子供だと思っている

特に私は末っ子なのでこの感覚はずっとあるのだと思います。

いつまでも何も決めれない、自我がない子供だと思っているのです。

 

  • 心が満たされていない

正直、私の両親は夫婦仲が良くありません。

父はすぐ人のせいにし、母は誰にでも干渉しすぎで根に持つタイプです。それでもなんだかんだ離れずに今は2人だけの共同生活を送っています。

恐らく夫婦仲が良くない上に特別没頭するような趣味もないし、暇なので家庭内で心が満たされることがないんだと思います。

 

  • 自分のテリトリーは確保しておきたい

母は掃除が苦手です。私は潔癖症ほどではないですが、けっこうきれい好きな方です。散らかっているのが不快です。

なので、実家に帰る度に掃除をしようとします。

すると、母は「そんな暇あったら〇〇しろ」とか「自分は掃除なんかしている暇ない」とか言って怒ってきます。

人のテリトリーにはズカズカと踏み込んでくるくせに、自分のテリトリーに入ってこられるのはすごく嫌がります。

 

  • 自分の親を否定している

こんな記事を書いていて、ちょっと言いにくいことですが、母は自分の親のことを否定しています。

自分の親が放任主義だったから、それがさみしくて自分の子供には口を出してしまうとか前に言っていたことがありました。

子供に過干渉になってしまうのは反面教師としているものがあるからなんでしょうか。

 

  • 何でも決めつける

有名人、近所の人、友人、親戚、他人の家庭のことを勝手に決めつけて、「こうだったに違いない」とよく言っています。

あるとき父が食卓が揚げ物ばかりで胃がもたれたと話せば、母は「あそこのだれだれさんが病気になったのは揚げ物をあまり食べなかったからだ」とか言いました。

もう本当に頭がおかしいと思いました。

 

対処の仕方

子供が小さいうちは子育てと過干渉というのは切っても切り離せない部分もあるかと思います。

でも、私ももう30過ぎのいい大人です。

生まれ育った家族の元を離れ、新しい家族ができ、自分の親との価値観が合わなかったと実感しました。

 

で、私はあることに気付きました。

親に対して過干渉と感じるということは、自分が親に対して親離れできていないのだということに。

親離れと子離れというのは実は同時期に発生しているのです。

つまり親が子から離れられないのは、子が親から離れられないということと同義だと思っています。

 

実際に私自身、親のことを過干渉だなんだかんだと言いながら、孫を親に見せてあげたいと思ったり、実家にたまには帰らなきゃとか、電話にでなきゃ、連絡しなきゃとかいう感覚は捨てきれません。

親だから、育ててもらったから、感謝しないといけない存在だから・・・悲しい思い、寂しい思いをさせたくない。

この感覚がまさに親離れできていない証拠だと思います。

 

私の姉(次女)はある程度の距離を保って親子関係を続けています。冷たいようですが、親ですら他人という感覚を持って接しています。でもだからこそ、親が過干渉だと考えすぎたり、ストレスを溜めることはほとんどありません。

親離れ、子離れができている関係だと思います。

 

親であっても他人であるのは当たり前です。それは、子であっても一人の人間としての主体性を尊重してほしいのと同じです。

他人である人を変えようとするのは無理です。親を変えようとすることは自分が嫌だと感じている親と同じことをしているようなもんです。

となれば、対処法は一つです。

 

親とは関わらないこと。距離を保つこと。

 

今後の私自身への課題でもあります。

縁を切るほどのことはしなくてもいいと思っています。

自分が主体性を持って行動できるように、親とは一定の距離を保っていこうと思っています。

 

お腹の中にいる胎児でさえ自我があると言います。

自分の人生は親のものではなく、自分のものなのです。

 

まとめ

  1. 過干渉とは親が子供の意思や思考、自我の発達や自主性などを否定する行為
  2. 過干渉の親とは一定の距離を保って、自分の人生を生きること
  3. 親離れと子離れはイコールだということを理解すること

 

私なりに過干渉の親との対処法についてまとめてみました。

もし私と同じように親の過干渉に悩んでいる人がいれば、考え方のひとつとして取り入れてもらえればと思います。

 

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