スマートフォンが普及しだしたことで、私たちの生活はいろいろと便利になりました。しかし、便利だからこそ、スマホに依存してしまう中高生が増えているという問題が出てきています。
しかし、スマホ依存は中高生だけでなく、育児中の親も例外ではないようです。
今回は育児中の親がスマホ依存の場合の問題について考えてみようと思います。
親のスマホ依存が子供にあたえる影響がどんなものなのか、詳しくまとめていきます。
もしかしたら、自分がそうかもしれないと思ったパパやママは、スマホ依存の症状や改善方法なども書きますので、チェックしてみて下さい。
実はこの話題、私自身も少し耳が痛い部分があるのですが…よく考えて行こうと思います。
スマホ依存とは?症状をチェック!
依存とは、お酒やたばこなど何かにのめり込み過ぎて、それがないと落ち着かなかったり酷いと禁断症状が出たりする状態のことを言いますね。
スマホ依存は、のめり込む対象がスマートフォンだということです。
中高生の間でもスマホ依存は増えていますし、小学生や小さな子供でもスマホ依存が問題になっています。
これが育児中のパパやママにも起こっているということです。
スマホ依存の症状チェック
スマホ依存の症状をあげるので、これを読んでいるパパさんママさんは、チェックしてみましょう。
・出かけるときにスマホを忘れてしまうと不安になって落ち着かない
・財布は忘れてもスマホは忘れない
・食事中もスマホを触る
・トイレ、果てはお風呂までスマホを持って行く
・朝目が覚めたらすぐにSNSやネットのニュースなどをチェックする
・スマホのチェックをしていないと周りから取り残された気持ちになる
・スマホのバッテリー残量や電波を常に気にしている
・常にブログやSNSに書き込むネタを探している
・特に目的もないのに、いつでもどこでもスマホを触っている
・子供が静かになるからとスマホを見せっぱなしにする
どうですか?この中に身に覚えのある項目が5つ以上あったら、要注意だそうです。さらに、スマホがないと生きていけない!!くらいの気持ちがあったら、大変ですよ!
ちなみに私は…スマホはよく忘れます(笑)トイレやお風呂は持って行かないかな。
う~ん、3つくらい身に覚えがあります…スマホ依存に片足くらいは入っているのかもしれません(汗)
1番下の子供にスマホを見せるのは、よくやってしまいますね。反省です。
スマホ依存の親本人の問題点
スマホ依存の人は、とにかく「スマホが命!」の状態なので、何らかの事情でスマホを触っていないとイライラしてしまいます。当然、仕事や家事も疎かになってしまいますよね。
歩きスマホも問題になっていますが、何をするときも視線はスマホなので、危ないですよね。また、夜も布団の中でスマホをいじっていたりして、睡眠不足になりますし、目にも良くないですよね。
また、肩こりなど、身体にも問題が出てきます。
実は、私もいっとき友人と毎日のようにLINEでやり取りをしていた時期があったんですが、もう寝不足になるしスマホで文字を打っていると親指が痛くなってしまい、病院で腱鞘炎と言われたことがあります。
それ以来、あまりスマホを触らないようにしていますが、たまにスマホで多く文字を打っていたりすると痛くなります。
あと、1番の問題はスマホ依存のせいで子供のことを見なくなります。それどころか、邪魔をしてくる子供を怒ってしまうことも…。「スマホネグレクト」という言葉もあるみたいですね。育児中の親がスマホに依存してしまって、上記のようなことが重なったら良い影響があるとは言えませんよね。
育児中の親のスマホ依存が子供にあたえる影響は?
スマホ依存は、本人にも良い影響はないですよね。では、親がスマホ依存であることで、子供にあたえる影響を見ていきましょう。
サイレントベビーになってしまうかも
親と赤ちゃんとのコミュニケーションが少ないと、赤ちゃんは自分の気持ちを表現することを止めてしまうそうです。そうなったときに、「この子は泣かないし手がかからなくて楽だわ」なんて思っていたら、大変なことになっているかもしれません。
言葉の発達の遅れ
子供は親とのやり取りで言葉を覚えていきます。これから言葉が発達していく時期に、親がスマホに夢中で子供とのコミュニケーションをしないでいると、言葉を覚えることができずに言葉が遅くなってしまいます。また、子供が泣き止むからと、スマホの画面を見せっぱなしなのも子供の言葉の発達に良くないです。
子供が危険な目にあっても気が付かない
公園などで、子供をほったらかしでスマホばかり見ている親御さん、よく見かけます。スマホを見ているときって、けっこう集中してしまうので、子供が危ない事をしていても気が付かないのです。気が付いたら子供がいなくなっていた!なんてことになりかねませんよね。
心が満たされないまま成長してしまう
子供が一生懸命ママやパパに話しかけているのに、スマホばかりみて空返事ばかり…自分がされたら嫌ですよね。子供も同じです。パパやママは自分の話を聞いてくれないんだなと、子供の心は満たされないですよね。このまま成長をしていくと、無表情な子になったり、ちょっとしたことでキレたりするようになってしまうかもしれません。
親のスマホ依存は、こんなにも子供に悪影響をあたえてしまうのですね。私自身も、スマホを見ている時間が長い時があるので、気をつけなきゃなと思います。
スマホ依存の対処法
スマホ依存を治すためにできることは、何より本人が自覚することではないでしょうか。依存ってなかなか自分では気が付かないものですから。
今回の記事の最初で紹介した、スマホ依存の症状をみて、当てはまっているなと感じることがあったら、意識してスマホを触る時間を減らしていくようにしてみましょう。
最初は1時間でも良いです。その間は何があっても我慢です。
その間は、思い切ってスマホを置いて、子供と散歩に出かけても良いですね。公園などで思いっきり遊んでみて下さい。子供も嬉しいと思いますよ。
それを繰り返しているうちに、スマホ見なくても気にならなくなってくると思います。
それでもスマホ依存から抜け出せない!という場合は、もうスマホをやめてガラケーにしてしまうのが1番です。家にパソコンがあればメールやSNSはできますから、スマホがなくても、電話とメールさえできれば何とかなります。
スマホ依存から抜け出すには、本人の強い意志が必要です。もし、禁断症状が出るなどおかしいなと感じたら、心療内科などで相談をして下さいね。
まとめ
親のスマホ依存の影響についてまとめると…
・スマホ依存はスマホがないと落ち着かなくなる状態
・スマホ依存者本人の心や身体に悪影響がある
・親のスマホ依存は子供にとっても良い影響はない
・スマホ依存から抜け出すためには自覚することと本人の強い意志が必要
スマホ依存は、本人だけじゃなく周りにも悪い影響をあたえてしまうのが、今回、調べていて、よくわかりました。私も、スマホはついつい触ってしまっていますし、子供に見せてしまうときもあるので、気をつけなきゃなと、反省をしています。
パパやママが見つめるべき相手は、スマホじゃなくて、我が子ではないでしょうか?
これを読んでいるパパやママの中に、自分はまさにスマホ依存かもと思ったら、今からでもスマホを置いて、子供を見てあげて下さいね。
私も肝に銘じて我が子との時間をもっと取ろうと思います。