赤ちゃんは、産まれてからの1年間でもの凄い成長を遂げます。
産まれたと思ったら、数ヶ月後には首が座り、腰が座り、ハイハイをし、つかまり立ちをし、早い子では1歳前にも関わらず歩いてしまう子だっています。
成長のスピードは子どもによって違うとは分かってはいますが、同じ月齢の子と自分の子どもはどうしても比べてしまいがち。特に歩いているのと歩いていないのでは、成長にすごい差がある気がして不安になりますよね。
そこで、今回はまだハイハイの赤ちゃんに歩く練習が必要なのかどうかを検証していきます。
歩く練習は必要なのか?
赤ちゃんが歩き始める時期は、生後11ヶ月~1歳半頃だと言われています。1歳を過ぎると歩き始める赤ちゃんが増えてくるので、「うちの子はまだ歩かないのかな?」と不安になるお母さんも多いかと思います。
でも赤ちゃんの身体は段階を踏んで成長していくので、「まだ歩かない」と焦る必要はありません。
その子なりに少しずつ成長しているので、見守る事が大切です。
私にも3歳の子どもがいるのですが、その子が1歳になる頃、保育園の先生に「なるべくハイハイをさせてあげてね」と言われたことがあります。
私の子どもは11ヶ月頃には歩き出して、周りの子どもよりも成長が早い方でした。でも、ハイハイをせずにすぐ歩いてしまう子は、「将来転びやすくなったり、腕に力が付かず鉄棒が出来なくなる」と言われ、歩かせるよりもハイハイをたくさんさせていました。
1歳過ぎても歩き出さない子は、無理に歩かせようとせず、ハイハイをしっかりとさせて筋力をつける事が子どもにとっては大事なのです。
歩行器は必要?
練習と言えば、少し前までは歩行器を使って歩く練習が流行っていました。今では歩行器を使って練習させる人は私の周りにもあまりいないですね。
歩行器は、足首だけを使って蹴って進むので、腰が鍛えられず、子どもの成長には不向きと言われているようです。少しの間乗せて遊ばせるには最適ですが、歩く練習になるとは考えない方が良さそうです。
歩きやすい環境作り
無理に歩く練習をする必要はないですが、子供が歩きやすい環境を作ってあげることは大事です。
今まで、ハイハイをしながら移動していた赤ちゃんは、手で地面を触って安全かどうか判断して進んでいました。それが、歩くようになると、足の感覚だけで危険がないかを探る事になるので、不安になります。
床にものが散乱していたら片付けたり、滑らないように裸足にさせてあげたりしましょう。
あとジーパンなどの硬いズボンはけっこう歩きにくいみたいなので、ストレッチがきいていて、大きすぎないサイズのパンツを履かせてあげるといいと思います。
赤ちゃんの両手を持って、ママの身体に引き寄せるようにしてあげてもいいですね。赤ちゃんの歩幅に合わせてゆっくり行いましょう。
1歩ずつ踏み出せた時には、しっかり褒めてあげて下さい。そうする事で、子どもも安心し、パパ・ママも褒めてくれるのが嬉しくて、足が前に進むようになります。
うちの子は、車のおもちゃを自分で押しながら勝手に歩く練習をしていました。それとベビーゲートを置いていたので、つかまり立ちしやすい環境だったようです。遊びや生活の中で自然と歩く練習に繋がる事は、子どもにとっても楽しみの1つになるのでおススメです。
歩き始めの注意点
歩き出したら注意しなければいけないこともたくさんあります。
歩き始めはまだ体のバランスが思うように取れずにふらつきやすいので、転倒には注意が必要です。
また、足元に物が置いてあると危ないので、床には余計な物を置かないこと。転倒しやすい場所にはクッションやガードがあるといいですね。
押し車を押す時は、押しているうちにスピードが出てきて、止まらなくなってしまう恐れがありますので、注意しながら見るようにして下さい。
私の子どもも最初は上手に歩けず、よく転んだり壁にぶつかっていました。ですが、そうやって自分と物の距離感を理解して、転ばないようにする術を学んでいったんでしょうね。
まとめ
まとめると
- 歩く練習は必要なし。子どもは、段階を踏んで成長しているので、優しく見守りましょう。
- 練習は必要なくても、歩きやすい環境づくりは大事
- 歩き始めは、上手くバランスが取れないので要注意
なかなか歩かないなーと思っていても、いつかはきっと歩けるようになると思うので、焦らずに自分の子どものペースを大切にしてあげましょう。
歩くと転倒とか誤飲とか注意することもたくさんでてきて、今まで以上に大変になってくるので、ハイハイしていた頃がきっと懐かしく思えますよ。