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学力が向上する?ダイニング学習・リビング学習のメリット・デメリット

2017年10月30日 ゆり

管理人です。

最近よく耳にする“ダイニング学習”や”リビング学習”

ダイニングやリビングで勉強すると学力が高くなるという本もたくさん目にします。

最近の子どもは4人に3人はダイニングやリビングで勉強しているとも言われているそうです。

ダイニング学習・リビング学習は学力が向上するとか集中力が上がるとかいい話ばかり聞きますが、本当のところどうなんでしょうか。

メリット・デメリット両面から考察していきます。参考にしてみてくださいね。

 

ダイニング学習・リビング学習について

ダイニング学習 リビング学習

私たちが子どもの頃は値段も高くて大きくて場所もとる大きな勉強机を小学校入学時に買ってもらって子供部屋に置いて勉強するスタイルが主流でしたよね。

うちの実家には未だにこの勉強机が置いてあります。

私の両親は「孫に使わせる」とか言ってますがこの机の出番が来ることはもうないと思います。

あんなでっかい家具を持ち運ぶほうが大変です。

 

ではダイニング学習・リビング学習が取り入れだしたのはいつ頃からなんでしょうか。

調べてみたところ、どうやら2012年くらいから隂山 英男さんという教育者の方が提唱し出したのがきっかけのようです。

 

核家族化が進み居住空間が狭くなり、リビングダイニングが一体化している間取りも増え、

またテレビやパソコン、タブレットを用いた通信教育が増えつつあることも一因のような気もします。

ダイニング・リビング学習のメリット

ではダイニング・リビング学習のメリットからみていきましょう。

母親の近くで勉強する安心感

子どもってやっぱりお母さんに認めてもらいたい、褒めてもらいたいのでお母さんが近くにいるところで勉強すると安心感が得られるようです。

子供からしたらこれが一番大きなメリットかもしれないですね。

 

母親の近くで勉強する緊張感

自分ではない他の人に見られていると思うことで程よい緊張感が生まれ、勉強がはかどるようです。

勉強も仕事もそうですが程よい緊張感は脳を活性化します。

「見られてると思うからやる」とっかかりはそれでもいいんじゃないでしょうか。

私も高校生の頃、雪国の寒空の下、ベランダに折りたたみ机を置いて勉強したことがあります。

いつもと違う場所、寒いところで勉強するっていう緊張感で妙にはかどりました。

集中力が高まる

静かなところで勉強する方が集中できて良さそうですが、他の兄弟や親は何か他のことをしている状況でも勉強をするということは集中力が身につくそうです。

 

テストとか試験のときに限って時計の音が気になったり隣の人の動きが気になったりしませんでしたか。私はしました。(笑)

普段から多少騒々しいところで勉強するという状況下の方が集中力が増すのかもしれませんね。

分からないこともすぐ聞ける

子どもが小学生くらいのうちは分からないこともすぐそばにいる親に聞くことができます。

分からないことを分からないままにしておかなくてもよくなります。

ダイニング・リビング学習のデメリット

ダイニング学習 リビング学習

次にデメリットをあげてみます。

姿勢が悪くなる

ダイニングテーブルはそもそも勉強するために作られたものではないですし、高さ調節もできないので子どもには高すぎます。

これでは長い時間座っていられなくなり、集中力も持続しません。

視力が悪くなる

ダイニングやリンビングに手元を明るくするためのデスクライトはありません。

デスクライトを置いて明るさを確保できればいいですが、ずっと置いておくわけにもいかないので毎回出したり片付けたりする手間がかかります。

ランドセルや勉強道具一式もダイニング、リビングに置くことになる

ランドセルや教科書、文房具など勉強道具一式はやはり勉強机の近くにあったほうがいいのでこれらもいっしょに部屋に持ち込むことになります。

ただ、しまっておく場所を確保しておかないと煩雑に置かれて散らかった部屋になってしまいます。

物の定位置だけは決めて必ずどこかにしまうようにできればいいですね。

ご飯を食卓に並べたいときにすぐ並べられない

ダイニングで勉強していると消しゴムのカスとか紙くずとかゴミがでます。

これらを片付けてからでないとご飯をテーブルに並べられません。

食事を作っているお母さんたちからしたらあったかいものをあったかいうちに食べて欲しいと食事ができたタイミングで食卓に出したいと思うことでしょう。

でもダイニングで勉強している子どもたちからしたらちょうどノッていたときかもしれないし、集中しだしたタイミングかもしれない。

お互いのタイミングが合わないとちょっとストレスです。

 

まとめ

 

メリットだけでなく、デメリットもあるということが分かりましたね。

でも、ダイニング学習・リビング学習ってダイニングテーブルで勉強しなければいけないということではありません。

であれば、ダイニングとかリビングに勉強机を置くとか、ちょっとした勉強スペースを作ってあげることでデメリットは解消できる部分なのかなとも思います。

 

一番大事なのは、リビングでもダイニングでも子ども部屋でもその子どもに合ったゆっくり勉強できる環境を親が作ってあげることなのではないでしょうか。

 

我が家は今、賃貸ですが、もし一軒家を建てるということになれば、リビングダイニングにつながっているちょっとしたワークスペースを設けたいなと思っています。

兄弟が増えたきも、友達が来た時もみんなで使えるような、本棚を作って自宅図書館としても使えるような、そんな勉強スペースが理想かなと思っています。

 

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