広告 お仕事

パラレルキャリアという新しい働き方は子育て主婦こそ知っておくべき

2018年4月9日 ゆり

管理人のゆりです。

子育てに専念したいと出産を機に専業主婦になった私ですが、大学を卒業してからはずっと小さいなりにも組織というものに属して会社員をしていました。

当時は組織に属することで安心感があり、残業も休日出勤も使命だと思って働いていました。

毎月決まった給料が振り込まれてくるという安定と引き換えに苦痛や我慢は当たり前だと思っていたし、私の両親も大企業に就職して定年退職するまで働き続け、私の姉夫婦も準公務員のような職種で、「働く」ってそういうことだと思っていました。

 

そんな概念を思いっきり覆す「パラレルキャリア」という新しい働き方が今注目されているのは知っていますか?

今回はそのパラレルキャリアについて調べてみました。

働き手がこれから求められていることとは・・・

パラレルキャリアとは

パラレルキャリア 主婦

パラレルキャリアという概念は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」でおなじみの経営学者ピータードラッカーが提唱しました。

「パラレル」とは平行してとか、並列してとかいう意味があります。パラレルワールドとかは割と馴染みがある言葉ですよね。

 

で、このパラレルキャリアとは本業とは別に社外活動や仕事を持つこと、他の活動に参加することで本業に結び付くスキルを身に着けるということを意味しているそうです。

 

では今なぜこのパラレルキャリアという概念が注目されているのでしょうか。

それは、「人」の寿命が「組織」の寿命を超えたからです。

これは単純に人の寿命が延びただけでなく、組織の寿命が短くなっているのです。

1980年代には会社の寿命は30年と言われる時代だったようです。今や企業寿命は10年とも5年とも言われます。

100年生き残る企業は全体のわずか2%です。

それはつまり、自分が就職した会社が自分より先に死んでしまう確率の方が高いということです。

 

組織がなくなったときや第二の人生についても考え直さなければいけない時代にあるとドラッカーも言っています。

 

政府も企業もパラレルキャリアを推進している

今、政府や大企業でもパラレルキャリアを推進しています。

政府、企業ですらパラレルキャリアを推進しているということは今後はより、給与だけでは生活困難と言っているようなものです。

今後企業などの倒産で就職難民が出たとしても政府は、前から「兼業・副業」を推薦してたでしょと言える準備をしているようにも感じます。

 

時代とともに仕事、働き方というものは変化してきました。

イギリスのオックスフォード大学が発表した論文によると、人工知能AIの発展に伴い、10年後には人間の仕事がそのコンピューターに取って代わられるそうです。

ファミレスや居酒屋、回転寿司などで注文がタッチパネル式に変わったこともそうですよね。

先日、はま寿司に行ったら出迎えてくれる受付の人ですらペッパー君でした。

 

エンジニアも事務作業員も公務員も中小企業で働く人も大手企業で働く人もコンピューターに代わってしまう時代が近い将来やってくるかもしれません。

さらには、労働者人口に対して年々、正社員の比率は下がってきています。

 

今まさに働き方の改革、多様化が急速に進んでいる社会であるということが言えます。

 

これから求められていること

何が言いたいのかというと、今、公務員も大企業も安定という時代ではないということです。

実際に大企業ですら経営破綻していて、大手の家電メーカーも今赤字が続いています。

 

以前、公務員の友人が「早く退職して悠々自適な老後を過ごしたい。」と言っていました。

かつては大企業に就職するか、公務員になれば一生安泰という時代だったかもしれません。

でも今は、この言葉のとおり彼女が悠々自適な老後が送れるかどうかは確証がないのです。

 

企業の寿命は短命に、人の寿命は長寿に、そして私たちの年代は年金がもらえるかどうかはかなり微妙で、さらに人の仕事が無くなっていっている、という社会なわけです。

そんな私も組織に属したままだったら、この社会の変化に気付いていなかったかもしれません。

 

私たち子育て世代に一番求められていることは環境の変化に適応していく力です。同時にワークスタイルも変化させていくことが大事だと思います。

本業の仕事がいつかなくなるかもしれない、もしくは、一生働き続けなければならないかもしれない。

それを想定したスキルアップ、副業などで先を見越していくことが大事なのだと思っています。

外に働きに行っても安定がないのであれば、色々なストレスを溜めてまで外で働く必要はないと思います。

 

出産・育休や専業主婦には今までの生活を変えるチャンス

パラレルキャリア 主婦

多様な働き方が今できるということを多くの子育て中のママたちにも知ってもらいたいなと思っています。

 

私は1人目の子を妊娠したときから在宅での子育てを考えるようになりました。当時、専業主婦でも会社員じゃなくても働いている人がたくさんいるいうことを知り、びっくりしました。

インターネットの発展で在宅フリーランス自体増えています。これからまだまだ増えると思います。

 

ずぼら主婦な私でも子育てに専念しながら、在宅で雇われずに自分の仕事をしています。子育て主婦にはいい時代だと思います。

好きな事をして、それがお金に変わって、ストレスの溜まる上司の事を考えずに、時間的にも自由になって子育てを楽しめています。

 

この時代の流れと共に生まれてきたパラレルキャリアという概念は、出産を機に働き方を変えようとしている主婦にはいいきっかけになると思います。

育児と仕事の両立に悩んでいるなら、雇われる以外の選択肢もある事を知っておいて下さいね。

 

まとめ

  1. パラレルキャリアとは本業とは別の活動でスキルを身に着けること
  2. パラレルキャリアは個々のスキルアップ、マネジメント能力を高める
  3. パラレルキャリアを推進する背景は公務員にも大企業にも安定はないという社会
  4. 雇われずに稼ぐ事は主婦こそチャンス

パラレルキャリアという概念を通じて、多様な働き方が今できるということを多くのママたちにも知ってもらいたいなと思いました。

 

-お仕事
-, ,